下の名前で ページ34
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「良かったな伊之助!!」
「キィーーーーー!!!!伊之助顔が良いからってマリンちゃんに褒められやがってーーーーー!!裸猪のクセにムカつくーーーーー!!!!」
「あぁ?!誰が裸猪だー!!!」
「伊之助だよ伊之助!!自分のことも分からないんだぁー!!」
「なんだとモンイツ(善逸の間違い)ー!!!」
マリンは伊之助の素顔にぼーっと見惚れていた
その横顔はまるで恋するかのようだった
僕はもう見ていられなかった
「マリン、ちょっと来て。」
マリンの腕を掴む
『え、時透さん?』
「いいから。」
『えっ、あ、伊之助君また後で!!』
「また勝負しろよー!!」
『はぁい!!』
「君達は遊んでないで鍛錬してよ。」
マリンを鍛錬場から連れ出し、僕の部屋に連れて来た
『あの、、、ついおしゃべりに夢中になっちゃってごめんなさい、、、
やっぱり邪魔なら帰りまs、、、』
「何言ってるの?僕はそーゆーこと言ってるじゃないんだけど。」
嫉妬からつい冷たい言い方になってしまった
「僕のこともさ、、、名前で呼んでくれないの、、?」
言ってしまった
マリンはポカンと口を開けている
『え、?』
「何で炭治郎達は下の名前で呼ぶのに僕は苗字で呼ぶの?」
『年上だs、、』
「炭治郎達も年上だよね?」
グイグイと詰め寄る
『うっ、、
時透さんは私より先に柱になってるし強いから、、、』
「刀鍛冶の里で僕を水獄鉢から救ってくれたの誰だっけ?」
『、、、』
『時透さんは何がしたいんですか?』
痛い所を突かれた
「下の名前で、呼んで欲しい、、、」
顔が真っ赤なのが分からないように下を向く
『無一郎さん、?』
「無一郎、」
『無一郎君』
「無一郎」
『さすがに呼び捨ては、、、』
「さん はよそよそしいし、君は炭治郎達と同じだから。」
『何で炭治郎君達と同じダメなんですか?』
「ダメだから。僕は無一郎だからね。」
『無一郎、、、』
「あと敬語もダメ。いいね?じゃあ僕もう行くから。」
と、マリンの返事も聞かずに鍛錬場に戻った
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作者名:ララ | 作成日時:2021年1月29日 21時