久しぶり ページ31
義勇 Side☆
つい、、 言ってしまった。
マリンが愛おしくて
一緒に寝てもいいか
だなんて、、、
『珍しいですね!!勿論良いですよ!!』ニコッ
可愛い、、
「あぁ、、、」
俺の部屋に布団を2枚敷いて寝る
『懐かしいですね。昔よく一緒に寝てくれましたよね。』
「そうだな。」
昔と言っても1年前だが、マリンが鬼殺隊に入ってひと月ほどたち、継子にしたばかりの頃、階級はもう庚くらいにはなっていた。
マリンはまだ12の体で慣れない環境で鬼殺隊として日々鬼を斬っていた頃、元十二鬼月ならさらりと倒してしまう実力がすでにあった。
俺も柱として任務や担当地区の警備で忙しく、鍛錬以外では中々一緒にいてやれなかった。
まだ歳も幼く寂しい思いをさせるだろうと、夜に屋敷にいる時には一緒に寝ていた。
マリンの階級が上がるに連れてマリンも忙しくなり、中々一緒には寝れなくなった、、、
『師範、、、
久しぶりに一緒にいられて嬉しい、、、!!』
そうだよな。お互い忙しくてあんまり一緒にいられなかった。寂しい思いをさせたな
「ごめんな。寂しい思いをさせて。」
マリンを抱き寄せて頭を撫でる
『師範、、、 グスッ』
優しくマリンの背中をさする。
俺の俺の育手でもある鱗滝さんから才能のある子だから継子にして面倒を見て欲しい と頼まれ、継子にした。
マリンは本当に才能のある子だ
階級も10ヶ月で甲になり1年で柱になった
でも、中身はまだ13歳の少女だ
まだ甘えたい歳頃である
それでもマリンは小さな体で日々鬼を斬っている。
才能だけでなく、血反吐を吐くような努力をしてきた。
同じ柱として本当に尊敬する。
しばらく背中をさすっていると、穏やかな寝息が聞こえる。
歳相応の寝顔に胸がほっこりとした
翌朝
マリンはもう起きたのか
布団が空になっている
居間に行くとすでに朝餉が用意されていた
『あっ、師範!!!おはようございます!!行って来ます!!!』
「もう行くのか。」
『はいっ!!行って来ます!!』ニコッ
「気をつけてな」
『何にですか?』
「いや、、、」
『では、、、!!』
「あぁ、、」
隊服に身を包んだマリンが屋敷を出る
マリンのことが心配だ
まぁ時透なら大丈夫だろう
一般隊士がマリンに手を出さないといいが、、
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作者名:ララ | 作成日時:2021年1月29日 21時