ONE PIECE 4人の兄弟 2 (ページ29)

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目を覚ましてから数日が経った

ようやく熱も下がり、まだふらつくが、なんとか動けるまでに回復していた

大きな音をたてて開いた扉

「みんな、２人が帰ってきたぞ！」
「エース！お頭！」
「よかった！２人共無事だったんだなァ！」

家の前には、ダダンさんを担ぐエースの姿

エ「ハァハァ」

エースの姿を見て安堵した

エースはダダンさんを布団に寝かせるとボロボロになった服を着替える

ルフィは泣きながらエースに抱きついた

ル「エ～～～～ズゥ～～～～～っ！！」

ジャ「ラム、傷治ってないんだから座って安静にしとくんだぞ」
『はい…』
エ「ルフィ、お前….俺が死んだと思ったのか？」
ル「だって….っ、Aは大丈夫って言ってたけど….っ」

エースはルフィを殴った

エ「何泣いてんだよ！人を勝手に殺すなバカ！」
ル「ギャァアア！」
『あぁ、エース君ルフィ君を叩いちゃダメ、ルフィ君エース君の事心配してたんだからね！』
エ「コイツに心配されるほどおれは弱くねぇ、それよりA、体の方は大丈夫か！？」

エースは目線を合わせるためにしゃがんでくれた

『大丈夫だよ！』
エ「ごめんな」
『私は大丈夫、エース君もケガしてる、手当てしないと』
エ「ああ」

エースの手当てをするとダダン様も手当てが終わったらしく、エースが静かにあの夜の事を話した

────
──

マ「まーま、とにかく２人共命があってよかった！」
「お頭､ゆっくり療養しましょうね」
ダ「悪ぃなァ、心配かけて」
『ダダン様、助けにきて頂きくれてありがとうございました』

ダダン様に頭を下げるとプイッと顔を逸らした

ダ「お前達になんかあったら私がガープに怒られちまうだろ」

相変わらず素直じゃないけど、これがダダンさんなりの精一杯の返事なんだと思った

『ふふふ』
エ「ゴミ山があんな事になるなんてサボは心配してねぇかな」

この時の私達は当たり前のように再会できることを疑ってすらなかった