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数十分後
エ「ただいま…」
サ「お帰り…ってルフィは！？」
エ「ダダンのとこ置いて来た。Aの側にいるって散々暴れ回って、挙句の果てに疲れて寝ちまいやがった｣
サ「ははっ、ルフィには手が焼くな。まあルフィの奴、Aのこと大好きだからな」
エ「…それはお前もだろ、サボ」
サ「はっ…？な、えっ…何を言って」
エ「だから、サボ…お前もAのこと大好きだろ？」
サ「っ！？な、何言ってんだエース！」
エ「態度でバレバレなんだよ、気づいてねぇの本人とルフィぐらいだ」
サ「そっそう言いながらエース、お前だってAの事好きなんだろ！」
エ「そっそれは…別にいいだろ！」
サ「っま、ちゃんとAの事守れるように頑張ろ」
エ「おう！」
『ぅん』
サ「A起きたか、具合はどうだ？」
『ん…まだちょっとキツいかも』
サ「…まだ熱あるもんな、水分は取れそうか？」
『うん』
サボに支えられながら上半身を起こすとコップに入った水をゆっくり喉に流し込む
ル「なあAっ、風邪っていうやつなんだろ。大丈夫なのか？肉食べたら良くなるよな！」
『え〜っと、お肉は遠慮しとこうかな、でもすぐに良くなるから大丈夫っ、心配かけてゴメンね』
サ「A起きたついでに薬も飲めるか？」
エ「ダダンからもらった、熱を下げる薬草を煎じたものだ」
『…く、薬？』
ル「それ飲んだら良くなるみたいだぞ！」
『えっと、お薬は遠慮しとく』
エ「何言ってんだ、さっさと飲め」
『イヤっ』
エ「飲めっ！！」
『イヤぁ〜！！』
エ「………」
あ、しまった…っエースの額に怒りマークが見える
エ「サボ、その薬かせ」
サ「あ、はいっ」
『ま、待って…イヤっ』
その場にへたり込んでしまう
『も、もう良くなったからっ〜』
エ「熱でフラついてる奴が文句を言うんじゃねぇ問答無用だっ！」
『それだけは…』
座りながら後退るも背中が壁についてしまい、エースとの距離は縮まる
『っあ…くッ』
エ「逃がすか！」
逃げようとするがエースに捕まってしまう
エ「さあ、観念して飲め」
『い、嫌ぁあぁああっ』
──
─
無理矢理、お薬をエース君に飲まされるとその口に広がる薬の苦さに涙を浮かべた
『うっ…苦かった…ヒック』
エ「手間かけさせやがって、薬を嫌がるとかガキかよ…」
サ「まあまあ、A、水飲むか？」
『うんっ…グス』
エ「夜の分もあるからな」
その言葉に水を吹き出しそうになるが口を手で塞いで飲みこんだ
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作者名：道明寺 来夢 | 作者ホームページ：http:/ / 道明寺
作成日時：2019年9月17日 18時
