ONE PIECE 4人の兄弟 1

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村「やれやれ」
マ「よかったね、ルフィ、２人もお兄さんができて」

「うわぁあぁああっ…！！」

山に響き渡る私達の叫び声

それに混じって木や地面を叩き潰す音が響く

ガ「待たんかっ！！ そりゃ！」

じいちゃんはルフィとエースに殴りかかると
２人はぎりぎりで避ける

すると代わりに拳を受けた木は、見事に折れる

隙を見てエース達とは別行動をすると、次に標的にされたのはサボ

ガ「ほれほれほれー!!｣

サボは打つ手無くじいちゃんに掴まるとグルグルと体を回転させられる

そんな様子を木の上から窺っていた私は小さく息を吐いた

逃げるが勝ち

じいちゃんが現れた時にはこの言葉がピッタリ

顎に手を当てると「う〜ん」と唸る

困ったなぁ…

じいちゃんの拳骨は悪魔の実なんか関係なく物理的に当たるから、ひたすら逃げるしかないんだよね

ガ「次はお主じゃーっ！！」

その声に下を向くとじいちゃんは私に目を向けて、木を一撃で折っていた

『きゃあー、お祖父様私は海賊になるとおっしゃってません！』

木が倒れる前に飛び降りて地面に着地すると目の前には拳を振りかぶるじいちゃん

ガ「なら良いが、修行の成果を見せてみろ！」
『っ…』

上半身を反らしながら拳骨を何とか避けるとタンッと後方に一回転して下がる

ガ「ほう」

じいちゃんから距離をとるとのびている３人を叩き起す

『早く逃げよう！』

先に逃がしても既に心身共にへし折られた３人は
あっという間に捕まってボコボコにされてしまう

ガ「今日はここまで！明日はもっとしごいてやるからなァ！くたばるんじゃないぞ！」

パンパンと手を払うとじいちゃんはポケットに手を突っ込んだ

ガ「そうじゃ、Aは後でわしのとこに来い」

豪快に笑いながら家に戻るじいちゃんを確認すると
木から下りてと３人に近寄った

『えーっと、大丈夫…？』
エ「…お、お前は何で無傷なんだよっ」
『分からない笑』

頬を搔くと苦笑いを浮かべた

サ「普通、あれから逃げれねぇよ…っ」
ル「……ぁ…っあ」

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