御幸一也の彼女で沢村栄純の姉3[ダイヤのA] (ページ1)

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101話ページ1

御幸side

先輩少年｢あ！？なんだとてめぇ！｣

先輩少年｢もう1回言ってみろ！｣

御幸｢だから、セカンドのカバーが遅いんですよ。あれじゃピッチャーが牽制投げにくいでしょ。｣

少年｢おい一也。｣

先輩少年｢てめぇ！1年のくせに｣

御幸｢グラウンドの中じゃ選手はみんな対等なんだ。学年なんて関係ないっすよ。あはは！なんてね！｣

少年｢バカやめろ。一也！｣

先輩少年｢この野郎！つまり俺たちに喧嘩売ってんだな！｣

先輩少年｢1年でレギュラー取ったからって調子乗んなよ！｣

御幸｢いやぁ～それほどでも｣

先輩少年｢褒めてねぇ！｣

先輩少年｢口の利き方を知らねぇようだな｣

先輩少年｢てめぇ。少し教育してやるよ。｣

…

あ｢(あっ。さっきのキャッチャーくん！)大丈夫？｣

御幸｢え？あ～｣

あ｢怪我してるじゃん！？ちょっと待ってね。｣

御幸｢別に大丈夫だけど｣

あ｢ダメだよ！！動かないでね｣

御幸｢っ…。｣

あ｢よしっ！これで大丈夫だよ！キャッチャーくん！｣

御幸｢キャッチャーくん？｣

あ｢今日の見てたんだ！凄いね！君！｣

御幸｢ありがとう。てか、誰？｣

あ｢え？う～ん長野から来た中1の少女だよ！｣

御幸｢キャッチャーくんって。って長野！？｣

あ｢うん！！｣

御幸｢あ、お礼｣

あ｢大丈夫！また見に来るね！またね！キャッチャーくん！｣

御幸｢はぁ。｣

変わってんな。あの子。

翌日

御幸｢遅いっすよ！先輩！｣

1年だろうが年下だろうが自分の力でこのポジションを手に入れたんだ。

ピッチャーへのリード、野手とのセットプレー、グラウンドでの監督的な役割。

御幸｢セカンド！カバーが遅い！｣

先輩少年｢うるせえぞ！てめぇ！｣

こんなおもしれぇ場所他の誰かに譲ってたまるかよ！