工藤新一の姉は降谷さんの部下2 ｢降谷零/安室透｣

72話 水平線上の陰謀 ページ22

あなたside

安室｢みつけた。｣

あ｢え？｣

あっ。新ちゃん。犯人がわかったんだね。

あ｢安室さん。博士も気づいたみたいです｣

安室｢わかった。心配はいりませんよ！目暮警部。｣

あ｢ね？阿笠博士｣

博士｢うんっ。｣

目暮｢ほんとうですか！？

安室｢みなさん。クルーズの本当の意味を知っていますか？海賊行為出そうです。獲物を捉えてジグザグ航海することから来ています。そしてこの船の中にも海賊がいました。｣

あ｢他人の財産ではなく、命を奪う殺人者という海賊がね。そう、その海賊というのシナリオライターの日下ひろなりさん！｣

日下｢妙なこと言うな。美波子さんの話聞いてなかったんすか？事件があった時俺電話で企画書のストーリー話してたんすよ？｣

博士｢ストーリーというのはこれかな？｣

ICレコーダーから日下がストーリーを読んでいるのが流れた。

博士｢簡単なトリックじゃよ。あんたは前もって録音しておいたストーリーを電話口で再生し、その間に2人を殺害したんじゃ。｣

日下｢んな馬鹿な！それはちゃんと消したはず！｣

博士｢消した？いや、消したと思ったところが消えてなかったんじゃな。こういう大事な物はちゃんと確認せんと命取りになるからのぅ｣

あれって新ちゃんがストーリーを入れたのか。

証拠の捏造ね。

まぁ、まだね。でもまだあるんだよ。

あ｢証拠ならありますよ！｣

コナン｢あれれ？お兄さん。赤い髪の毛のなかに黒っぽいのが混ざってるよ。それってもしかして血じゃない？｣

目暮｢血？｣

高木｢日下さん｣

安室｢髪の毛の色が血の色に似てたから血がついてること気づかなかったんですね。でも覚えておいた方がいいですよ。血液は時間が経つと固まって色が変化するんですから。｣

日下｢くっ。｣

博士｢ついでに、その首に巻いたスカーフを外して貰えんか？わしの推理が正しければまだアザが残っておるはずじゃ。あんたに襲われて必死に抵抗した八代会長の爪痕か指のあとがのぅ｣

高木｢ちょっと失礼します｣

目暮｢日下さん。別室で詳しい話を聞かせていただきましょうか｣

日下｢待ってくださいよ。やだな。まだ僕にはまだこういう切り札が残ってるんだぜ！動くな！動けば爆弾を爆発させる！｣

あ｢爆弾！？｣

日下｢船を沈めたくなければ言うことを聞け！｣

園子｢あっ！その人よ！あたしを襲ったのその人！｣

日下｢やっと思い出したのか！｣

目暮｢とにかく落ち着きなさい！なぜこんなことを！｣

どうして

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