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「それが今日の話」
樹くんの話が信じられなくて固まってしまった私を見て
照れ臭そうに頭をかいている樹くんがまた口を開いた。
「これで分かったかもしれないけど、
俺Aちゃんの事好きなんだよね。」
合コンが決まった日、色々聞いてきたのはそれだったのか。
って納得はしてみたものの…
『樹くんが…私を…好き…？』
これは私がみている都合のいい夢なんじゃないか…
そんなことを考えて自分の太ももをつねってみたら
しっかりと痛くて、これは夢じゃないんだなって思った。
「うん、付き合ってくれませんか」
そんなの決まってるよ…
緊張してるのか机の上に置いた樹くんの手に力が入ってるのがわかる。
私はそれを自分の手で包んだ。
私だって…
あの日からずっと…
『私も樹くんが好きです。樹くんと付き合いたい…』
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作者名：ﾄﾏﾄ | 作成日時：2020年11月21日 2時
