so addicted【青】 (ページ3)

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正直好きで付き合ったわけではなかったし、

別に振られたことに関してはどうでもよかったけど、

「これから、
A以上に好きな子なんて現れない気がするから、

俺のこと好きじゃなくても良いから付き合ってください！！」

なんて、結構人通りのある道中で叫んでたくせに

「Aが何を考えてるかわからないから別れよう。」

なんて意図も簡単に別れを告げるから

あー、所詮私なんて愛されてなかったんだなーって思った。

「Aへの想いその程度だったのかよ」

『私のこと愛してくれる人いないかなぁ～』

「俺の友達紹介しようか？」

『いいよ、友達の紹介ほど信用できないものないでしょ？』

眉を下げて私を見つめる大我を横目に、

カバンの中から携帯をタバコを持って喫煙所に向かう。

大我とタバコ吸えたら楽しいのになぁ。

大学で女友達の居ない私にとって

大我という存在は大きい。

大我には、私以外にも友達が沢山いるけれど。

それもそうか。

あのルックスに、少し天然な性格。

誰だって仲良くなりたいもんだよね。

私も大我みたいな綺麗な顔に生まれてたらなぁ。

なんて考えながらタバコの煙を吐き出した。