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〜A視点〜
そういえば最近、甘露寺さんも見ない。
竈門君と時透君は刀鍛冶の里に行ってるし、甘露寺さんもそこだろうか。
A「…あ。」
お砂糖がきれた。
夜までに買いに行かないと。
…今の時間帯で間に合うかな…。
でも、ないと困るし…今から急いで行こう。
『外に出かけるときは、必ず柱の人と一緒に行って。
できれば女の人ね。』
あ〜。そうだった。
柱で女の人って、甘露寺さんはどこか行ってるかもしれないわけだし…
胡蝶さんしかいないじゃない。
A「と言うことで…お願いできますか…。」
胡蝶 「ええ。構いませんよ。
以前時透君からも頼まれていましたし。」
A「え!?」
なんでなのかますます分からなくなってきた。
胡蝶 「…彼はなにか知っているのでしょうね。
念の為に、カナヲも連れていきます。」
そうして私達は蝶屋敷を出た。
A「…暗くなってきましたね…。」
胡蝶 「ええ。急ぎましょう。お店はどちらで?」
A「あっちです。」
すると、突然カナヲちゃんが私を抱き上げた。
A「…ええ!?」
胡蝶 「着物では走りにくいでしょうし、少し我慢してくださいね。」
カナヲちゃんは、胡蝶さんの言うことに頷くと、
木の上に飛び乗った。
A「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!??」
高い!高いよカナヲちゃん!
というか、こんなところまでどうやって飛べるの!?
胡蝶 「すぐ着きますからね〜!」
A「いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
飛んでるぅぅう!!
高い!怖いぃぃぃぃい!!
なんで私みたいな重いもの抱えてるのにこんなにもぴょんぴょん飛べるの!?
やっぱり凄すぎるよ鬼殺隊!
胡蝶 「はい!到着しました〜!」
本当にすぐ着いた。
カナヲちゃんは私をおろす。
A「ありがとうカナヲちゃん。」
するとカナヲちゃんはニコッと笑う。
可愛い。
店に入り砂糖を買うと、店を出ようとする。
A「…!?」
胡蝶さんに肩を掴まれ、驚く。
A「…胡蝶さん?」
胡蝶 「…鬼の気配がします。
下がってください。」
私の前に、カナヲちゃんと胡蝶さんは出る。
え?こんなところに鬼!?
胡蝶さんは扉を開けると、鬼が複数集まって、人を襲っていた。
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