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栗花落「それにいまも言ってた。

『彼を選んだら、私は幸せになれるのかもしれない。』って。


本当の幸せは、まだ感じていない。

足りていないの。」


私、知らず識らずのうちにそんなこと言ってたんだ。


栗花落「私も、炭治郎も、あなたの幸せを心から望んでるの。





誰といるときが一番幸せなの?


誰があなたを幸せにできるの?」


私が、一番幸せなのは…。





A「…時透君の…隣りにいるとき…。」




彼が隣りにいて、

私の料理を食べてくれて、

たくさん話してくれて、

たくさん微笑んでくれている時間。



それが私の、一番幸せな時間。


一番そばにいたい人。


栗花落「…その気持ち、霞柱様なら、ちゃんと受け取ってくれるよ。」

A「…そうかな。」

栗花落「そうだよ。

だって彼は、今まで誰よりもAのそばにいたんだから。

大切に思っているんだから。


霞柱様が帰ってきたら、すぐに気持ちを伝えて。

後悔しないように。」




『後悔しないやり方を見つけてくれ。』




カナヲちゃんと竈門君はちょっと似ている。

過保護なんだよね。


でも、二人がそれを望んでいるなら頑張らないと。

私のことを思って言ってくれたんだ。

ちゃんと、幸せにならないと。




A「…ありがとう。…カナヲちゃん。」



〜時透視点〜


あぁ。苛々する。


  「どっか行けよ!!何があっても鍵は渡さない!使い方も絶対教えねぇからな!!」


早くしてよ。


早くしないと、Aが待ってるんだから。

強くなって帰らないといけないの。
なんで分からないの。


僕は手刀でこの子の首を叩く。




  「やめろーっ!!」




…はぁ?


胸ぐらをつかんだところを、誰かに止められる。




竈門 「何してるんだ、手を放せ!!」



…本当に誰?この人。
うるさい。


時透 「声がとてもうるさい…。誰?」

竈門 「子供相手に何してるんだ!手を…ぐっ!」


僕の手首を掴む。




本当にそう思ってるんだよね?

それにしては力が弱すぎると思うんだけど。
僕の手をこの子から離す気があるのかな?


隊士の質が落ちてるって本当だったんだ。



ほら、今もこの人、驚いた顔してる。



時透 「君が手を放しなよ。」


彼は僕の力を少し入れたくらいで吹っ飛んだ。

その場に座り込む彼を見て、思ったことを言う。

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年11月1日 0時

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