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と「ありがとうな」
「いえいえ、これってなんかの撮影ですか?」
た「えっ!“YouTube”って知らん?」
「…YouTube?あのヒカキンさんとかの?」
仕事上撮影とかでヒカキンさんに会ったことは
数回ある程度でYouTubeをあまり見ない私は
理解するのに少し時間がかかった
ド「よし、始めんで」
そう言ってカメラを回す
次は画角が変わり
さっき私がお酒を置いた場所で撮影
私は映ってしまうとやばいから
取り敢えず画面外で静かにしている
そして企画がどんどんと進んでいく
相当飲んだのか
みんなべろんべろんになりながら企画が終わった
カメラが止まった事を確認して
私はすぐに5人分の水をテーブルまで運んだ
だがみんなイビキをかきながら寝ている
起きているのはてっちゃんだけ
「大丈夫ですか?」
て「ん、こっちきて」
両腕を広げると
私を優しく包み込んだ
柔軟剤のいい匂いがして
なんだか落ち着く
私の顔をとろんとした顔で見て
へにゃっと笑うその顔にドクンと心臓が波打った
こんな顔するんだ
鼓動はどんどん速くなり
さっきまでの酔いなんて冷めてしまうほど
可愛くてかっこよくて…
「てっちゃん…」
て「その呼び方反則」
チュッと短いリップ音が
静かな部屋に鳴り響く
人を好きになったら
ダメだって分かってるのに…
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美優(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2022年4月30日 23時) (レス) @page10 id: ad7c12bdad (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - この小説とっても好きです、 更新楽しみにしてます! (2022年4月4日 11時) (レス) @page10 id: 5e492ba6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作者ホームページ:61558b434c2
作成日時:2022年2月25日 16時