好きになって【レイクレ】 (ページ12)

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目を覚ますと目の前にはてっちゃんの顔
びっくりして離れようとするが
てっちゃんが私の体をホールドしていて身動きが取れなかった

　「て、てっちゃん…朝ですよ、」

て「…んー、まだぁ、」

昨日てっちゃんに布団かけたところまでは覚えてるんだけど
そこからの記憶が全くない

何にも思い出せない。

そもそもなんでてっちゃんと隣で寝てるの。

というか昨日飲みすぎたせいで頭が痛い

完全に二日酔いだ。

時計を見れば朝の９時半をまわっていた

今日は月曜日…

月曜…

　「…っ！てっちゃん！月曜日！！

撮影っ！遅れちゃうよ！！」

眠そうに目を擦るてっちゃんの腕を引っ張り
無理矢理体を起こす

ボサボサな彼の髪の毛を櫛で丁寧に梳かしてあげる

　「撮影何時からなの、」

て「今日は１０時半集合…」

　「急がなきゃ」

私は立ち上がり帰る準備を始めた

黙々と準備する私をぼーっと眺めて口を開く

て「来るでしょ？

__撮影」

　「…えっ、？」

動いていた手がピタッと止まる

て「嫌やった？」

　「いやそんなことない、すごい嬉しいよ

でもいいのかなって…」

て「よし、いくか」

そう言うと彼は立ち上がり
私の手を強く握った

　「…えっ、ちょ！」