第164話 ページ17
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貴方side
_______失礼、
「少々お話をさせていただけませんか?」
休み時間、次の授業へイルマくんたちと歩いている時だった。
空耳のような琵琶の音が響いたかと思えば、赤色の映える制服に身を包んだ一年生に…
『えーと…取り敢えず離れてくれるかな?』
…………詰め寄られていた。
イルマside
一年生のゼゼくんに捕まったAくんは、授業が始まるギリギリに帰ってきた。
何を話していたのかアズくんが訊けばAくんは 後で話す、と小声で返していたので気になったが、カルエゴ先生が教室に入って来たので考えるのをやめた。
「粛に。予定通り行われる、来週末の
……え、でもそれって
一年生の試験じゃ…?、と去年のことを思い出しながら疑問を浮かべていると、先生はそれを見透かしたように説明を続けた。
「貴様らは特例の "
よって、特別に
先生はその試験を " 心臓破り " と言った。
敵は
………絶対守れる気がしないっ!!
…が、僕たちも二年生。
気を引き締めていかないと!…などと張り切る矢先、カルエゴ先生が更に口を開く。
「宝を守るのが
………………A、貴様は例外だ。」
その言葉に僕を含めてみんなが驚いてAくんへと視線を送る。
Aくんが例外………?!
「貴様は心臓破りなど関係なく、日頃から
今回の試験では "
そっか!Aくんは僕のSDだから!
カルエゴ先生の言葉に納得していると、誰かが質問を投げた。
「その
「
「そ、それって…」
嫌な予感が駆け巡る中カルエゴ先生へ視線を送れば、案の定先生は悪魔のように笑う。
「初めに声をかけた者が
Aは貴様らの " 敵 " になるというわけだ。」
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紫咄(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただけてとても嬉しいです✨満足できるものが書けるようにこれからも頑張ってまいります! (2月7日 14時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新お疲れ様です。こういった場でコメントするのは初めてなので不快な気持ちにさせる事があったらすみません🙇🏼 この小説の更新をいつも楽しみにしています。この作品に出会えてよかったです。これからも無理のないペースで更新頑張ってください😌 (2月7日 2時) (レス) id: ae6fd6e907 (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - 珊瑚さん» ありがとうございます!嬉しいお言葉をいただくととても励みになります💪これからも自分のペースで頑張ります! (2月3日 22時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - 今回も更新ありがとうございます😭!続きが気になります💕無理せず更新頑張ってください! (2月3日 21時) (レス) @page46 id: 0e327a755d (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - くろあんさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです…泣これからも執筆頑張ります! (1月28日 1時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫咄 | 作成日時:2023年12月13日 18時