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『うーん……』
翌日、あるイベント先で私は頭を悩ませていた。
あれからすぐあの
おかげで ありがとう、の一言しかその
名前も訊き忘れてたし……
「Aちゃーん、打ち合わせするよー。」
スタッフの声に はーい、と元気よく返事を返して今回のイベントである "
…が、頭の中のもやもやはついたままだった。
あの
Noside
「……でさ!すごいだろ?アクドルと会えたの!
しかも仕事終わりの私服!!」
「はいはい、分かったから……その話もう6回目だよ?」
会議室にて。昨夜の話に花を咲かせるツムルを、イチョウは適当に流して仕事に集中するよう注意する。
それでもなお昨日の愉悦に浸っている同僚にイチョウは諦めてそのまま話を聞き流すことにした。
「すっごい可愛かったんだよ!
ライブのステージから遠い客席で見るより断然!」
「へぇ、それはすごいね。
……あ、おはようございます、Aさん。」
今日は何卒よろしくお願いします、とゲストのAへ丁寧にお辞儀をするイチョウ。
その隣でツムルは相変わらず昨夜の記憶に囚われており、目の前の光景など眼中にないといった風だ。
『こちらこそっ!
今日は色々勉強させて頂き…………ます………?』
イチョウへ笑顔で挨拶をするAは、隣の悪魔を見た途端に思考が固まり語尾もおかしくなった。
「え、その声は昨日の……」
Aの視線と声に気づいたのか、我に返るツムル。
次の瞬間、まるでその場だけ時間が止まったような光景がイチョウの視界に広がり、その後ツムルとAの驚嘆が校内に響いた。
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紫咄(プロフ) - ももさん» レスありがとうございます!楽しく読んでいただけたようで嬉しいです! (2月28日 23時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 紫咄さん» リアルのほうで色々あり、ずっと見に来れずですみません……小説、最高でした…!おかげでニヤニヤが止まりません( 神作品をありがとうございます! (2月28日 22時) (レス) id: 710a8daeb1 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» こちらもドンピシャでした…!ありがとうございます! (2月16日 15時) (レス) id: f43dd9d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ぼーる。さん» リクエスト完了いたしました!前回のお話が解釈一致で安心しました…!二度目のリクエストありがとうございます!楽しく書かせていただきました!お話の改変や新たなリクエスト等あればまたコメントにてお願いします。 (2月13日 14時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» 書いて欲しいものそのままでずっとニヤニヤしていました…!続けてのリクエストですが、『子供が産まれてみた』(女主)で書いていただけるでしょうか…?お願いします…! (2月7日 10時) (レス) id: b3d9f0a76a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫咄 | 作成日時:2023年5月7日 12時