【 箱詰め 】＆【 エイト 】--- 無性くん ページ31
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１１月４日はいい推しの日！ということで今更ですが……
無性くんとイフリート先生は本編１３０話までの関係性です。
Noside
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿暑い、
『…………あっつい、です。』
狭く、明かりの一つもない閉所で、一人の悪魔が顔を顰める。暑さを逃がそうと溜息を零すが、徒労に終わった。
なぜならその場所にはもう一人悪魔がおり…
「なんだか申し訳ない……」
それは閉所の熱源であり、
『ちょっと離れてくださいよ、溶けますボクが』
「それができたらとっくにしてるよ…」
貴方side
始まりはボクも、師匠ですら分かっていない。
分かっていたらこんな灼熱地獄にボクが好きでいるはずもない。
分かっているのは……
『閉じ込めるならまだしも、もう少し広くしてくれても良かったんじゃないですか？』
二人分の広さとは到底思えない棺桶状の箱に詰められていることだ。
「恐らく魔術で壊させないためだろうね。
この箱、それなりの強度はあるだろうけど僕なら壊せなくもない……
でも僕が魔術を使えば十中八九キミに当たるし、」
多分狭くしたのは保険だよ、と平静に状況を分析する師匠にボクは再び溜息を零した。
何でこの
下に師匠、上にボクといった配置に、もはや距離感もくそもない密着している空間で、ボクはただ暑い空気を吸う。
『……それにしても、
師匠ってこんなに体温高かったんですね。』
「あー…………うん、まぁ……」
曖昧な返事をする師匠だが、ボクの頭は師匠の胸の位置にあるため、彼の顔を見ることは叶わない。
何を思ってそんな曖昧な返事を……
頭が同じ位置にない分、息がかからず余計に暑くなくて済むが、如何せん密着状態な故に、頬からも師匠の体温を感じて暑苦しい。
『師匠あの、徐々に心拍数上がってますけど』
「きっ、にしないで……これがフツーだから…」
ついでとばかりに聞こえてくる心音はだんだんと音の間隔を狭め、太鼓の音のようにうるさくなっていく。
これが普通……種族の違いってやつか、
異常に高い体温とも繋がりがあるのかな
灼熱の空間の中、ボクは暑さを意識しないよう別のことを考えるのに集中した。
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--- 続き→←『トリックオアトリート』って言ってみた --- 女主
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紫咄(プロフ) - ももさん» レスありがとうございます！楽しく読んでいただけたようで嬉しいです！ (2月28日 23時) (
レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 紫咄さん» リアルのほうで色々あり、ずっと見に来れずですみません……小説、最高でした…！おかげでニヤニヤが止まりません( 神作品をありがとうございます！ (2月28日 22時) (レス) id: 710a8daeb1 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» こちらもドンピシャでした…！ありがとうございます！ (2月16日 15時) (レス) id: f43dd9d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ぼーる。さん» リクエスト完了いたしました！前回のお話が解釈一致で安心しました…！二度目のリクエストありがとうございます！楽しく書かせていただきました！お話の改変や新たなリクエスト等あればまたコメントにてお願いします。 (2月13日 14時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» 書いて欲しいものそのままでずっとニヤニヤしていました…！続けてのリクエストですが、『子供が産まれてみた』（女主）で書いていただけるでしょうか…？お願いします…！ (2月7日 10時) (レス) id: b3d9f0a76a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫咄 | 作成日時：2023年5月7日 12時
