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第05話 ページ6





______また、会えるよね…?






その悪魔(ヒト)は再び小さく驚いたように目を丸くし、優しく、だけどどこか悲しそうに微笑んだ。





『うん、きっと』





そう言って踵を返したあの悪魔(ヒト)とは…





_______翌日に会えた。





「粛に、転校生を紹介する」





________???






もうすぐ師団披露(バトラパーティ)で一年生は親が参観に来るねそうだねとそわそわしていた。もちろん問題児(アブノーマル)クラスも例外ではない。

そんなタイミングでの転校生。

皆が皆、揃いも揃って頭に疑問符を浮かべたはずだ。





「せんせー、転校生って女子?」





誰かが、挙手もせずにカルエゴ先生にそう問うた。

あの理事長はまた問題児を増やして……、と不満を零すカルエゴ先生は様子から見るに転校生が来ること自体、あまり賛成ではないらしい。





「それを判断するのは、貴様ら(・・・)だ」





至って平静にそう答えたカルエゴ先生だったが、僕を含め恐らく全員がその意味を理解出来なかっただろう。




その悪魔(ヒト)を、見るまでは。





「入って来い」





カルエゴ先生のその言葉を合図に、クラスの全員が教室の扉に注目する。





『失礼します』





聞き覚えのある声が僕の鼓膜を震わせた時、中へ入ってきた悪魔を見て、僕は恐らくその場にいた誰よりも驚いただろう。





「え、えぇええ?!?!」





黒に近い、濃い青色の短髪、黄色のような緑色のような瞳、中性的な声…

悪魔学校(バビルス)の制服に多くある猫の目のような赤い宝石をループタイに、上下とも黒色をベースとしたセーラーとズボンを身に纏ったその悪魔は……





『初めまして。

今日から問題児(アブノーマル)クラスの生徒兼、



イルマ様のSD(セキュリティデビル)を務めさせて頂きます。



Aです。』





" A " と名乗ったその悪魔(ヒト)はにっこりと笑みを絶やさず自己紹介を済ませると僕の目の前へやって来た。





『よろしくお願いします、イルマ様』





左手は僕へ握手を求め、右手は胸に手を当てたそれは紛れもない、僕に対する敬礼だった。

心ここにあらずを完璧に表したような僕はその手を握り、え、あ、うん、え…?、と喋り方の分からない赤子宛らに当惑する。


ただ、確かなことは、






 ___これ絶対おじいちゃんの仕業だ!!!



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紫咄(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます!全員推し分かります!皆が皆良いキャラでいくら書いても書き足りないくらいです笑これからも更新頑張ります! (6月7日 19時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します!私愛され大好物なので嬉しいです!魔入りました入間くんのキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (6月7日 19時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ガイさん» ありがとうございます!頑張って執筆しますのでまた読みに来てくれると嬉しいです! (2023年4月30日 14時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
ガイ - 面白かった。←いつもは、こんなキャラじゃありません!!(*/□\*)かぁ〜// (2023年4月30日 14時) (レス) id: 5793000cce (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます!とても励みになります!これからも頑張って執筆していきますので読んでいただけると嬉しいです。 (2023年4月7日 23時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫咄 | 作成日時:2023年1月1日 23時

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