主役ちゃんは非常識だそうで【d！】 (ページ3)

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不審者(仮)はこちらを向いて

何故か

何故か隣の席に座って来たのだ

「は？」

＊

なんとなくわかってた、わかってました

でも出来れば座って欲しくなかった．．．

席あいてんじゃん．．．

そっち座れよ．．．

しかしその思いは届かず

不審者(仮)は私の隣でケーキを頬張る

美味しそうに

そして私を見ながら

しかもチラッとか言うレベルじゃなく
もうガン見

食べづら．．．

誰かに見られながら食べるのって勇気いるよね。
え？私だけ？あっそう

さすがに見られながら食べたくないので不審者(確定)にはどっか行ってもらう事にした

「あっちに席、空いてますよ」

その1、誘導作戦

「どこに座ろうと私の勝手だろう」

「ソウデスネ」

グゥの根も出ねー

ちなみにさっきその1とか言ったがその2は無い。

そして最初のコマに戻る

*

取り敢えず不審者(確定)が食べ終わるまで待つ事にした。
どうせ食べるなら一人で食べたいもんね。

が、それも出来ず。
今度は不審者(確定)が話し掛けて来た

「食べないのか？」

「いやー隣にいる誰かさんのせいで食べれないんですよ」

「ふーん」

興味ゼロですねわかります
じゃぁ聞くなや

私は少しキレつつスマホを出そうとするが．．．

閃光

カキーンという金属音がなる

フォークがぶつかり合った音だ

さっきスマホを出そうとした時、不審者(確定)が私のケーキを取ろうととするのがみえたのだ。

「何してるんすかねぇ？」

「食べないのだろ？貰おうとしただけだ、勿体ない」

「何故そうなる」

コイツ．．．ヤバイわ

私は不審者(確定)をヤバイ人認定し、取られる前に食べる事にした。