主役ちゃんは非常識だそうで【d！】 (ページ13)

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私は不審者に中指立てあわよくば殴ろうと思ったが裁判にかけられそうなのでやめようとしたが

するとふと私の脳裏に天才的発想が浮かび上がる。

「裁判官、コイツ殴って良いですか」

許可とれば良いのではないか
やはり天才か

「理由によるな」

あ、本当？理由によってはいいのね。
提案したの私だけどビクッたわ

という訳でだから取り敢えず理由を述べることにした。

「なぐりたくなった」

私は人生で一番の笑顔で元気よく言う
我ながらすごいと思う。

「よし無罪」

「やるぞぉ」

「いや、なんでやねん」

なんか聞こえた気もしなくのなくないのだが、
裁判官からのお許しを得たので今なら何でも出来る気がする。

最強ですわ。

「よーし歯を食いしばれー」

私は手をあげ、力をためる
とっても優しいライノちゃんはちゃんと心の準備時間をあげちゃう。

「やめてクレメンス「やだよ」」

「即答すぎひん」

「無慈悲やなぁ」

許すとは一言も言ってないからな
土下座なりなんなりしてくれるなら別だが

その場は主犯と観客(二人)により辺りは混沌と化している

...まぁ私がわr....

あ、アイツのせいじゃん。
という事で、行動を再開する。(デジャヴ)

....が、目の前に集中していて、一人の男の接近する足音に気づかなかった私は、不覚にもその男の発する声にびっくりしてしまった。

「おい、お前ら何しとるん？」

「「うぉっ？！」」

しかし驚いて声を出したのは私だけではなかったのでセーフ

と言うか他の人が言っていたので私は言っていなかった事になる、つまりは無効。異論は認める。

ま、武力行使で黙らせるがな！

「ってトン氏か...びっくりしたじゃないか」

「お前らが気づかなかっただけや」

私を驚かした輩は“トン氏”と言うらしい。
あだ名だろうか？
変なあだ名だな。予測変換にトン汁って出てきそう。...ってそんな事は置いといて
その“トン氏”の見た目としては
赤目黒髪で赤いマフラーといかにも真面目な感じのメガネとかけている。ザ・ガリ勉的な印象を受けた。
他の奴等の反応を観るに、知り合いらしい。

「...で？」

といい私をみてくる“トン氏”
その顔は先程の金髪達の顔程ではないが、警戒されてる模様。いや、それが普通の反応なんだけどさ。
急に喋り掛けてくる不審者とか、ナンパ&痴漢をしてきた犯罪者や見るなり殺気を向ける奴とか。
完全に感覚が麻痺してる。
ここまでくると逆に怪しいよね。

*
またきりまーす。