漆 ページ8
炭治郎side
彩「彩悠真中です」
新しく蝶屋敷に来た子だ。隠の人が、那田蜘蛛山で見つけたらしい。
胡「怪我は…あまりないてすね。那田蜘蛛山にいたんでしょう?自分で治したのですか?」
彩「いえ、師匠に治してもらいました」
胡「あらあら。その師匠さんはどこに?」
彩「…鬼に、喰われました」
胡「まあっ…ごめんなさい、辛いことを聞いてしまいましたね」
真中は無表情で、何を考えてるのかわからなかった。
でも、深い闇の匂いがした。
師匠さんが鬼に喰われたからだろうか。
それもあるだろうけど、この闇は…尋常じゃないな。
過去にとんでもなく酷いことがあったんだろう。
炭「真中!よろしく!俺は炭治郎だ!」
彩「よろしく、お願いします」
カナヲが銅貨を投げ、受け止めた。
表の文字。
栗「彩悠さん、よろしくお願いします」
彩「はい…」
胡「では早速、機能回復訓練をしましょうか!」
しかし真中は訓練が始まっても、
「ちょっと厠へ」「ごめんなさい、傷が疼いて」
とか何かしら理由をつけて怠けようとする。
訓練していても、ただただ突っ走っているように見える。
かと思えば、全集中・常中は使いこなせている。
呼吸の訓練の時は、凄かった。
彩「全集中、彩の呼吸、壱ノ型、色鏡雅ッ」
彼女の日輪刀から放たれた様々な色の結晶が、鋭い硝子となって落ちてくるのだ。避けることは決して容易では無い。
まるで、雪乃の凇落としのようだ。
美しい型。まさに雅そのもの。
胡「すごいわ、真中さん!彩の呼吸なんて聞いたことないんだけれど、何かの派生ですか?」
彩「そこまでは…私の師匠も彩の呼吸を使っていたので」
胡「そうですか〜興味深いですね〜。そうだわ、カナヲ。手合わせしてみたらどう?もちろん、木刀でね!」
栗「わかりました、師範」
カナヲと真中の手合わせが始まる。
結果は、カナヲの勝利。
しかし、真中は対等に戦っていた。
俺は、あのくらい戦えるのだろうか…
胡「炭治郎くん」
炭「はっはい!」
胡「君はに、もしかしたらカナヲと同じくらいの力が身についたかもしれません」
炭「本当ですか!」
胡「ええ!だから、もっと頑張りましょうね」
炭「はい!」
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Nami - 冨岡さんが味方で良かったです!推しなので! (8月21日 20時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ - これからも頑張って下さい!!!!!!応援してます!!プレッシャーになってしまったらすみません……(-_-;) (2020年4月20日 12時) (レス) id: 94a9a7e816 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ - こんにちは!!!楽しく読ませてもらっています!私、めっちゃ裏切り系の小説好きなんですよね笑少し気になったところがあったんですが、拾肆話のしのぶちゃんが呼んでいる桑原さんって誰のことですか??夢主ちゃんの苗字は東雲って書いてあったので誰なのかな…と (2020年4月20日 12時) (レス) id: 94a9a7e816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 真白さん» あああああ!なるほど!!!!!!!!!! 今すごい理解しました!付け焼き刃の知識でごめんなさい。ご指摘ありがとうございます!次作に繋げます! (2020年4月12日 2時) (レス) id: 99dc88188a (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - あっ…そこじゃなくて、呼吸はあくまで身体を強化するだけのもので、日輪刀から水が出たり、結晶が出たりはしないんです。説明が分かりにくくてすみません(~_~;) (2020年4月12日 2時) (レス) id: c327c25171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2020年3月31日 15時