それはまるで雪のように。《竈門炭治郎》

拾壱 ページ11

雪乃side

さあ、行ってきますか！




今日は私が蝶屋敷に行くんだ！



「では師範！行ってまいります！」




冨「ああ、気をつけるんだぞ」




「はい！」





たくさんのおにぎりが入った重箱を持って、蝶屋敷へと向かう。







「ごめんくださーい！」




蝶屋敷の玄関門で、そう叫ぶ。




？「はーい！わぁ！雪乃さん！」



「すみちゃん！久しぶり！」




す「はい！お元気でしたか？」



「もちろん元気よ！ところで、しのぶさんはいらっしゃる？」



す「はい！今からご案内致しますね！」




すみちゃんに連れられて、医務室へ。





す「しのぶ様！雪乃さんお連れしました！」




胡「あらあら！雪乃さん、どうなさったのですか？」




「いつも炭治郎が水屋敷に来てくれるので、私も蝶屋敷に伺おうかと思いまして！」




胡「心優しいですね、雪乃さん。ちょうど彼らも機能回復訓練が終わるところです。一緒に行きましょうか！」




「はい！」




鍛錬場までの廊下をしのぶさんと話しながら歩いていた。




胡「あら、そのお重は？」



「おにぎりです。みんな疲れているだろうと思って、作ったんです」



胡「まあ、雪乃さんのお料理は美味しいと有名だから、楽しみですね！」



「ありがとうございます笑」




もうそろそろ鍛錬場に着くという時、襖がばっと開き、炭治郎が飛び出してきた。




炭「やっぱり雪乃だ！雪乃の匂いがしたんだよ！なんで蝶屋敷に？」




「炭治郎！えへへ、来ちゃった」




善「雪乃ちゃん!!会いたかったよ〜!!」




炭「こら善逸!!雪乃に引っ付くな！」




伊「おォｯ、なんだ、握り飯か！」




「さすが伊之助！大当たり！」




伊「俺の嗅覚を舐めんじゃねええええ!!!!」




「たくさんあるので皆さん思いっきり食べてください！ほら、カナヲちゃんとアオイちゃんも！もちろん、すみちゃんきよちゃんなおほちゃんもね！」



栗「ありがとう」

ア「わあ、雪乃さんの、とても美味しそう!!」

す.き.な「やったあ！」

「しのぶさんもどうぞ」

胡「ありがとう！美味しいですねえ」




喜んでもらえてよかった！









あれ、真中ちゃんは…？

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