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好き嫌い。84 ページ45
井「だから、Aちゃんに協力してもらいたいの」
貴「協…力？」
井「そう！ほら、Aちゃんて隆と仲いいじゃない？いい感じに2人きりとかにしてほしいなぁって！」
自分の気持ち、ちゃんと言った方がいいのかな…。
それとも、内緒にして手を貸す…？
でもそうしたら、
、
、
今までの弱い私とおんなじ。
貴「ごめん、さくらちゃん。私も隆弘のこと好きなんだ。だから協力できない」
井「…ふーん。そうなんだぁ」
貴「う、うん…」
井「…それなら仕方ないね！急に頼んでごめんね！」
あ…わかってくれた！
貴「ううん！大丈夫だよ！」
井「私、隆のこと本気だから。ライバル、だね」
あ。
そうだ。
こんな可愛い子とライバルなんだ。
勝ち目なんてないじゃない。
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作者名：くるみ | 作成日時：2017年11月21日 0時
