今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:45,835 hit
小｜中｜大
好き嫌い。81 ページ42
西「そう言うお前はいないの？」
そう聞かれた時、つい隆弘だよって言いそうになった。
好きな人が目の前にいるのに、そのことを口にできない。
もどかしい。
誤魔化す自分が嫌になる。
貴「隆弘はさ、どう言う子が好きなの？」
不意に出てしまった言葉。
こんなこと聞くつもりじゃなかった。
だけど、一度行った言葉は取り消せない。
貴「あの、今のは、別に、気にしなくても…」
西「誰とでも仲良くできる子。裏表がない子」
かわされる、と思ったのに、返してくれた。
誰とでも仲良くできる子かあ…。
私には無理な話だね。
なにせずっと嫌われ続けてきたんだもん。
今更仲良く、なんてできっこない。
貴「そう、なんだ…」
覚悟はしてた。
でも、隆弘が私のことを好きじゃないっていう現実を目の当たりにして、正直悲しくなった。
、
、
私じゃダメなんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くるみ | 作成日時：2017年11月21日 0時
