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好き嫌い。78 ページ39
直也side
Aと同じクラス。
これ以上嬉しいことがあるだろうか。
でも、西島も一緒か…。
こんなこと言うのもあれだけど、離れて欲しかった。
あいつと一緒にいたら、勝ち目なんかない。
もともとダメなのはわかってる。
それでも期待してしまう自分がいるんだ。
貴「千晃と離れちゃった…。3人で同じクラスがよかったな」
実「私も…。でもAと同じでよかった！また一緒だね！」
貴「そうだね！クラス離れてても3人で遊ぼう！」
西「えぇ〜、西子も入るぅ！」
貴「隆弘はダメ〜！純粋な女子の会なんだから！」
実「そうだよ！ダメだし！」
仲良いな、あの2人。
そんなところを見てしまうと、諦めてしまう。
心のモヤモヤが消えない。
どうして俺はAを好きになったんだろう。
なんで守りたいなんて思ったんだろう。
俺の身勝手な思いで、自分自身をこんなにも追い詰めるなんて思いもしなかった。
、
、
こんな感情、なくなればいいのに。
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作者名：くるみ | 作成日時：2017年11月21日 0時
