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好き嫌い。63 ページ23
浦田side
どうも朝からAの様子がおかしい。
気分が悪そうなんだ。
あ、席立った。
保健室行くのかな。
連れてこうかな。
と思ったその時、
直「あっ…！」
Aが倒れた。
俺が気付いた時にはもう遅くて、近くにいた西島がすんでのところで支える。
…先を越された。
何回目だろう。
確かに2人は両思いだ。
でも、それでも諦められない。
西島があいつを支えた瞬間、女子の悲鳴が上がった。
モブ1「ああ！西島くんが…！」
モブ2「嘘でしょ…！なんであの子なの！」
、
、
なんで西島がAを選ぶかって？
あいつはAのことが好きだからだよ。
裏表のない笑顔に惹かれたんだと思う。
君たちと違って。
俺も、そうだから。
直「A、好きだよ」
俺の囁きは誰にも聞こえていない。
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作者名：くるみ | 作成日時：2017年11月21日 0時
