好きと嫌いは紙一重。part2 (ページ22)

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好き嫌い。62 ページ22

嫌な夢を見てしまった…。

嫌がらせも落ち着いてきたところなのに。

何を悩んでるんだ、私は。

そんなことを思いながら目を覚ました。

保健室だった。

誰が運んできてくれたんだろう。

てかそれより

、

…足が重い。

あげられないんだけど。

貴「なんで…って、え…⁉」

どうして？

西「zzz…」

貴「隆弘…⁉」

なんでここに隆弘がいるの⁉

寝てるし！今授業中だし！

保健室の先生いないし！

貴「た、隆弘～、起きて～！」

西「ん、むぅ…あ、A！起きたんだ！」

貴「それはこっちの台詞よ！どうしてここにいるの⁉」

西「Aが倒れたから運んできてやったの。感謝しろよな～笑」

え⁉隆弘が運んできてくれたの⁉

西「それよりお前、熱あるぞ。風邪最近流行ってるしなぁ。家帰って寝とけ」

貴「そんなのだいじょ…ゴホッゴホッ！」

やばい、咳が止まんない。

西「ほーら、言ったろ？先生には言っとくから、この時間の授業終わったら荷物持って帰りな。あとでみんなで見舞いに行くから」

貴「…わかった」

西「ん。それでよし」

不意に隆弘が頭を撫でてきた。

出かかった悲鳴を押し殺すのに精一杯だった。