好きと嫌いは紙一重。part2 (ページ20)

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好き嫌い。60 ページ20

西島side
貴「なんか怠い…。クラクラする…」

実「え、まじ⁉風邪ひいたんじゃない？最近流行ってるし！保健室行きな！」

A、風邪ひいたのか。

大丈夫かな。

もし、早退したらお見舞い行こう。

するとAが立って、フラフラしながらドアの方へ向かう。

おい、あれ、危なくないか？

保健室までついていこうと思い、俺もAの方に向かう。

危ないという予感が的中した。

ドアを開けた瞬間に、Aが倒れたのだ。

西「Aッ…！！」

間一髪、地面に体を打ち付ける寸前で俺は受け止めることができた。

西「あ、危ねぇ…」

教室内で女子の悲鳴が上がる。

実「ちょっとA⁉大丈夫⁉」

慌てて宇野がこっちへ来た。

西「ああ、多分、気ぃ失ってるだけ。保健室連れてってくる。一応、教科の先生に言っといて、遅れるかもって」

実「わかった。ありがとう！」

幸い、俺らのA組は廊下の端っこ。

他クラスの人に見られることなく保健室に行ける。

Aを俗に言うお姫様だっこで運ぶ。

しっかし軽いな。

毎日ちゃんと食べてんのか？

ときおり呼吸を荒くするA。

顔が真っ赤だ。絶対熱ある。

保健室には誰もいなかった。

ベットに寝かせ、俺も端に座る。

、

、

西「好きだよ、A」