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クィディッチが終わってからしばらくして、ホグワーツの生徒たちはテストに追われた。
ドラコももちろんそのうちの一人だったので、ミルハに会う暇などなかった。
｢ここ数日のドラコ、元気ないわね。こないだのクィディッチの試合でもあんなことしちゃって__いやね、褒めてるのよ？｣
ミリセントがくすくすと笑いながら言った。
｢なんでもグリフィンドールのリリィと喧嘩したらしい。ドラコは向こう見ずなところがあるから__｣
｢うるさいぞ、ノット。それに僕はお前にそのことを話した覚えはないが？｣
｢俺の情報収集能力を舐めないでもらえるか？｣
｢やだ怖い。セオだけには秘密を知られたくないわ｣
ミリセントがわざとらしく身震いをした。
｢俺は秘密は知っているが、ばらす気は全くない。どうだ、俺らに吐き出してもいいんだぜ｣
｢私も気にはなるけど広める気は無いわね。ここには私たち以外いないわ。いい条件じゃない？｣
ドラコは2人の顔を交互に見て、はぁっと息を吐いた。
｢…ミルハに会ってからずっとおかしい。今までにない気持ちになるしクラッブやゴイルよりミルハと一緒にいたいって思うんだ｣
｢…まぁ、あの見た目知能共にゴリラの2人よりはそりゃあ、ねぇ？｣
｢ミリセント、茶々を入れるな｣
｢冗談よ、セオ｣
｢それで、この間、__ノットが言った通り__ミルハと喧嘩した。正直ポッター達がいなければこんなことにはならなかった。ただ、ミルハに言いすぎてしまったのは…確かだ。それに…｣
またしても自分の失態に頭を抱える。
｢ファミリーネームで呼ばれるのは嫌いだと言っていたのに、"キャシティ"と呼んでしまった…｣
ミリセントが呆れたようにため息をついた。
｢ねぇドラコ…そういう時ってなんて言うか決まってるのよ｣
｢そうだぞドラコ。たった一言言えば解決するのさ｣
ドラコは2人の言わんとしていることがわかり、顔を顰めた。
｢いや、それはそうなんだが…｣
｢おいまさかお前、プライドが許せないって言うのか？そりゃあさすがにないぜ…｣
｢あ、謝るさ！いや、その、会う時間もないし…｣
｢テスト最終日でいいじゃない。試験を言い訳にしてるんなら、それはもう通用しないわよね？｣
｢〜ｯ！わかった、謝る。そもそも、謝らなくちゃいけなかったんだから｣
ドラコには、謝れば元の関係に戻れると信じるしか術がなかった。
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えま - とっても読みやすいです！ドラコ推しだから感激しました、、！ほんとに大好きです！ (2022年3月22日 13時) (
レス) id: 6cc22acf6a (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - zx2to5さん» ひゃあ！ありがとうございます！応援嬉しいです、頑張ります!!! (2021年7月23日 16時) (レス) id: c2fcd2c505 (このIDを非表示/違反報告)
zx2to5(プロフ) - とても読みやすくて、一気に読んでしまいました！連載大変かと思いますが頑張ってください。作者さんの原作愛が伝わってきました(^^) (2021年7月20日 0時) (レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - 私さん» 不快に思われてしまったのなら申し訳ございませんでした。ただ私の解釈としては｢グリフィンドールの赤｣ではなく｢夢主の色である赤｣として書いていました。ご理解頂けると幸いです。一応変更させて頂きます。申し訳ありませんでした。 (2021年6月6日 18時) (レス) id: a1339067a5 (このIDを非表示/違反報告)
私(プロフ) - というセリフは、キャラクター性を否定していると思い、不快に感じました。これはれっきとしたキャラ崩壊であるため、注意書きなどして欲しいです。長文失礼しました。 (2021年6月6日 7時) (レス) id: 1d04dc23cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやこ | 作成日時：2021年5月24日 20時
