#26 ページ27
｢なあミルハ、これどう思う？｣
ホグズミード村にて、ドラコは新しい羽根ペンを見繕っていた。今使っているものは、ペン先が潰れて使い物にならないのである。
｢少し大ぶりすぎじゃないかしら。それだと重くてまたすぐ潰れちゃうわよ。ドラコには、そうね…こっちなんてどう？｣
ミルハはそう言うと、細身の羽根ペンを差し出した。白と濃緑のグラデーションとなった羽がついている。
｢確かに、軽くて書きやすいな。よし、これにしよう｣
自分で持っていた羽根ペンを元の場所に戻し、ミルハの手から羽根ペンを受け取ると、さっと会計を済ませた。
｢僕の買い物は以上だ。ミルハも、寄りたいところがあるんだろう？早く行こう｣
｢そうね、こっちよ！｣
しばらく歩いてたどり着いたのは、三本の箒であった。
｢？何か買うんじゃないのか？｣
｢ふふ、私1度、バタービールを飲んでみたくて｣
いつもロンとハーマイオニーの感想を聞くほか無かったのよ。ミルハはそう言って笑った。
飲みたかったのは、僕とか？と聞く勇気は無かった。
そう思っていなくてもいい、他でもない自分を選んでくれたことが嬉しかった。
同時に、いつも彼女と一緒にいる"あの"3人のことが妬ましくも羨ましくもあった。
ただ、自分が目の敵にしているハリー・ポッター、貧しくも幸せそうなロナウド・ウィーズリー、マグル生まれのハーマイオニー・グレンジャーと仲良くする気はさらさらなかった。自分よりミルハと同じ時間を過ごす彼らが妬ましいし、羨ましかったのだ。
(ああ、これは、嫉妬か)
ドラコは遂に、自分の感情を自覚した。
(そうか…僕はミルハに恋をしているんだ)
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えま - とっても読みやすいです！ドラコ推しだから感激しました、、！ほんとに大好きです！ (2022年3月22日 13時) (
レス) id: 6cc22acf6a (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - zx2to5さん» ひゃあ！ありがとうございます！応援嬉しいです、頑張ります!!! (2021年7月23日 16時) (レス) id: c2fcd2c505 (このIDを非表示/違反報告)
zx2to5(プロフ) - とても読みやすくて、一気に読んでしまいました！連載大変かと思いますが頑張ってください。作者さんの原作愛が伝わってきました(^^) (2021年7月20日 0時) (レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - 私さん» 不快に思われてしまったのなら申し訳ございませんでした。ただ私の解釈としては｢グリフィンドールの赤｣ではなく｢夢主の色である赤｣として書いていました。ご理解頂けると幸いです。一応変更させて頂きます。申し訳ありませんでした。 (2021年6月6日 18時) (レス) id: a1339067a5 (このIDを非表示/違反報告)
私(プロフ) - というセリフは、キャラクター性を否定していると思い、不快に感じました。これはれっきとしたキャラ崩壊であるため、注意書きなどして欲しいです。長文失礼しました。 (2021年6月6日 7時) (レス) id: 1d04dc23cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやこ | 作成日時：2021年5月24日 20時
