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｢僕がなんだって、ウィーズリー？｣
いつの間にかコンパートメントが開いており、険しい顔をしたドラコが立っていた。ロンは物怖じせず、ドラコをけしかける。
｢はっ、君には慈悲の心どころか心さえも無くなっちまったんじゃないかって言ってたんだよ！｣
｢ふん、優秀な兄に囲まれ思考がねじ曲がっているのはどこのどいつだろうね｣
｢2人ともいい加減にしてよ。なんで毎回こうなるのかしら…そんなことよりドラコ、どうしたの？わざわざ来るなんて｣
するとドラコはああ、と本題に気がついたように言うと、ポケットからあるものを取り出し、ミルハに投げて寄こした。慌ててキャッチする。
｢塗り薬だ。寒いと患部に痛みが生じる。保温効果もあるから使うといい｣
｢まあ、何から何までありがとう｣
｢いやいいんだ、医務室に行く前に悪化でもしたら、君のご友人たちが黙っていないだろう？騒がれたら面倒だからね｣
ドラコはミルハの後ろの3人に目をやり、ふっと鼻で笑った。先程の彼とは大違いだ。
｢ドラコ、馬鹿にするのはやめてちょうだい｣
｢おや、それは失礼。ではごゆっくり｣
悪い笑みを浮かべながら出て行くドラコ。
まったく、さっきミルハが聞いた｢君とは…仲良くなれそうだ｣という素直で率直(のように聞こえた)な言葉を吐いたドラコはどこへ行ってしまったのだ。
既に閉まった扉を苦々しい顔で見つめながらロンはミルハに話しかけた。
｢ミルハ…僕らは今年で3年目の仲だけれど、どうだい？その友人を馬鹿にされた気持ちは｣
｢…正直、気分は悪いわ｣
｢だろう？あいつとは関わらない方がいい！｣
今の言葉を聞けばそう思うのは当然だ。
しかし、先の言葉が嘘だとは思えない。ドラコがそんな嘘をつくはずがない。考えれば考えるほど、彼の真意がわからなくなっていく。
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えま - とっても読みやすいです！ドラコ推しだから感激しました、、！ほんとに大好きです！ (2022年3月22日 13時) (
レス) id: 6cc22acf6a (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - zx2to5さん» ひゃあ！ありがとうございます！応援嬉しいです、頑張ります!!! (2021年7月23日 16時) (レス) id: c2fcd2c505 (このIDを非表示/違反報告)
zx2to5(プロフ) - とても読みやすくて、一気に読んでしまいました！連載大変かと思いますが頑張ってください。作者さんの原作愛が伝わってきました(^^) (2021年7月20日 0時) (レス) id: 6bc55a23b1 (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - 私さん» 不快に思われてしまったのなら申し訳ございませんでした。ただ私の解釈としては｢グリフィンドールの赤｣ではなく｢夢主の色である赤｣として書いていました。ご理解頂けると幸いです。一応変更させて頂きます。申し訳ありませんでした。 (2021年6月6日 18時) (レス) id: a1339067a5 (このIDを非表示/違反報告)
私(プロフ) - というセリフは、キャラクター性を否定していると思い、不快に感じました。これはれっきとしたキャラ崩壊であるため、注意書きなどして欲しいです。長文失礼しました。 (2021年6月6日 7時) (レス) id: 1d04dc23cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやこ | 作成日時：2021年5月24日 20時
