第8話 ページ10
加藤side
kt「貴方も一部なんでしょ？」
私がそう言うとAちゃん、もとい、AAはロボットの電源が切れたように、私に向いていた視線を地面に落とした。
次に何が起こるのか…
そんな事を考えわくわくしていると、図書室の扉が開く。そこには
生徒会の仕事だから、と仕事変わってあげたエーミール君、もとい、エーミールが居た。終わったら帰ってくるとは言っていたがこんなにも早いとは思っていなかった。
em「何してるんですか！」
そう言った彼の目には、怒りと、困惑があった。その目を見て、
別に私はAちゃんが好きな訳じゃないんだけどなぁ…まぁ、こんな状況じゃあしょうがないか…
だってAちゃんに壁ドンしてるんだもん。
そんな変な事を考えていた。考え事をして人の質問を無視するような人間ではないからね、私。
そんな茶番をしていたが、しっかりと彼の質問に答える。
kt「ちょっと、“この子”に会ってみたいと思ったんですよ〜」
そう言って“この子”に目を向ける。すると、ピクッと動いた。
「ふぁ…あー…クソ眠いな…ってお前邪魔やねんどけや」
眠そうに欠伸をした“この子”は、動くのを阻む私を睨んで邪魔だと言った。
なんて事を考えていると、短気なのか
「どけ言うとるやろ、日本語無理なんやったら英語で言ったるけん。Move it 」
と言ってきた。Move it なんて本当に英語で言うなんて思ってなかったからちょっとびっくりした。
そんな事を考えながらこれ以上怒らすのも駄目だと、流石にどいた。
すると、後頭部をかきながら、
「何なんやホンマ…急に呼び出した思たらお前かよ…名前覚えてへんけど」
と言った。いや普段と違いすぎて風邪ひいちゃうよ？てか、めっちゃ毒吐くな…
なんて思いつつ、思い出したかの様に質問する。
kt「君名前なんて言うの？」
すると、んー…と言って悩んでしまった。暫くすると悩みながらも
「名前なんてないけど、強いて言うなら黒やない？」
白も居るし。なんて言ってきた。
いやいやいや、まだ居るの？
ヤバ…
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菜*サノツキ(プロフ) - ユズさん» ユズさんありがとうございます！更新遅くて、すみません…頑張ります！ (2019年7月24日 22時) (
レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
ユズ - 好きすぎる、、、更新頑張って下さい! (2019年7月24日 22時) (レス) id: 0798aa08d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜*サノツキ | 作成日時：2019年4月13日 19時
