第2話 ページ4
Aside
父との地獄は終わり、幸せな家庭の始まりが待っていた。
幸せと言っても所詮虚像で本物の幸せでは、僕は無いと思ってる。母はどうか知らないが…
そんな事を考えながらリビングに行くと、母がいた。
母「今日は早かったわね！何を話していたの？」
そう笑顔で聞いてくる母。
「お父様ったら心配性で学校の話を毎回聞いて来るんですよ。でもそのお話は凄く楽しいです！」
と上面だけの笑顔で返す僕。
母「そうなの？本当に仲良いわね！ふふっ」
母の笑顔は虚像じゃない綺麗な笑顔。僕の笑顔は虚像の汚い笑顔。
あぁ…どこで間違えてしまったのだろう…
なんて毎回この笑顔を見るとそう思う。
取り敢えず、風呂に入る為に母には出かけてもらおうかな…
「お母様。私がお風呂に入っている間に買い物リストに書いてある物を買ってきてもらってもよろしいですか？」
母「いいわよ、Aちゃんのお料理楽しみだわ！行ってくるわね！」
「ありがとうございます。行ってらっしゃいませ」
よし風呂に入ろう…
母が、玄関を出て買い物に行っている間に風呂に入る。
風呂場に次鏡の目の前に立つ。
いつ見ても汚い…鏡越しに見える体にはタバコを押し付けた痕。熱湯をもかけられてできた火傷の痕。カッターで切りつけられた切り傷、刺し傷。
その他にも色々あるが、もう考えたくもない…
僕は大人しく風呂に入った。
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菜*サノツキ(プロフ) - ユズさん» ユズさんありがとうございます！更新遅くて、すみません…頑張ります！ (2019年7月24日 22時) (
レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
ユズ - 好きすぎる、、、更新頑張って下さい! (2019年7月24日 22時) (レス) id: 0798aa08d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜*サノツキ | 作成日時：2019年4月13日 19時
