第1話 ページ3
Aside
………エミ君も僕の事面倒くさいとか思ってるんかな…悲しいな…まぁ嫌われ安い性格だしな…
そんな事を思いながら帰路を進む。重い足取りを気付かれない様に…
しばらくして、家の前。
家ついた…また始めるんだ、皮かぶり…
なんて諦めの悪い僕は考えてしまう。
「駄目だなぁ…」
そんな事を呟きドアノブに手をかける。
「ただいま帰りました」
そう言うと太陽のような暖かい笑顔で振り返りこっちを向く母のA結愛。
母「お帰りなさい。Aちゃんお父様が呼んでいたわよ」
「はい分かりました。行ってまいります。」
こんな糞みたいな生活もう嫌だ…でも耐えんと殺されてまう…エミ君に会えんくなる…
なんて考えても仕方ない事を考える。お父様の部屋の前に着き。ノックをしてこう言う。
「お父様ただいま帰りました。お部屋に入らせて頂いてもよろしいでしょうか？」
父「入れ」
いつもと何1つ変わらない返事を返してくる父のA剛
この扉を開ければ地獄の始まり…でも耐えんと…耐えんと…
「失礼します」
父「良く来たな…いつも俺は心配しているんだ…Aが学校に行ってそのまま逃げるかもしれない、と…」
そう言って一歩一歩こっちに近づいてくる。
そんな事できない…できる訳ないんだ…
「そんな事する訳ないじゃないですか、お母様に危害が加わってしまうのでしょう？“私の性”で」
笑顔でそう言う。慣れてしまった愛想笑い。
そうこれも、これからも“私の性”…
父「ははっ…ハハハハハハッ！！流石我が娘良く分かっている！お前の大好きな結愛が傷ついてしまうもんなぁ！」
「分かっているだなんて…私にはもったいないお言葉…」
父「さぁ…こんな話どうでもいい…始めるぞ！楽しい楽しいお遊びを！」
地獄…でも、地獄を超えれば日常が戻るから…それが虚像でも幸せだから…母には地獄を知られたくないから…
地獄は暴力…虐待だ…この事は母は知らない…知られてはいけない…風呂に入る時は気を付けて入る…バレたら母がこの地獄に合うから…
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菜*サノツキ(プロフ) - ユズさん» ユズさんありがとうございます！更新遅くて、すみません…頑張ります！ (2019年7月24日 22時) (
レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
ユズ - 好きすぎる、、、更新頑張って下さい! (2019年7月24日 22時) (レス) id: 0798aa08d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜*サノツキ | 作成日時：2019年4月13日 19時
