【wrwrd!】総統じゃないんだが？【パート2】

第48話…また ページ10

ゾムside
勝負が着き、グルッペンがそこまで！と言った。あれは俺が足を一歩でも引かなかったら勝ててたかもしれんかった…

Aは俺が一歩足を下げた時、大剣の腹の部分で俺を押した。全体重をかけたんやろうな…俺は倒れた。その後刃の部分を俺に当て、俺は行動不能。降参することになった。

そう闘いを、振り返って居るとAが俺の前に立った。


悔しかった。


そんな理由でAの顔を、目を、まっすぐ見れんかった。

Aは俺のそんな態度を気にせず、俺に手を差し出し、こう言った。


「また、闘おう。


＿＿ゾム」


俺はその時俯いていた顔を上げ、Aの顔を見た。そこには、闘う前と何も変わらない好奇心に満ち溢れたAの顔があった。

まるで、勝負はまだ終わっていないかの様に

俺は差し出された手を掴み立ち上がった。Aは俺に背を向けこう言った。

「まだ勝負がついたなんて思っていない。」

そう言い、暫くしてAは此方に振り返り、満面の笑みで

「次も負けないからな！」

そう言った。俺はその言葉に応えるかの様にこう言った。


zm「次は絶対負けへんからな！」





これが俺と、Aの始まり。

第49話…→←第47話…決着

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す