第45話…打開 ページ7
Aside
gr「始め！」
そのグルさんの声で俺とゾムさんの闘いが始まる。その合図と共に両者共に飛び出す。
事は無く。ゆっくりとお互い睨み合いながら武器を取り出す。
ゾムさんは、セイバー・グリップで俺にナイフを向ける。
セイバー・グリップとはナイフの持ち方の名前だ。主にリバース・グリップ、セイバー・グリップ、ハンマー・グリップがある。
《リバース・グリップ(逆手持ちの事)
セイバー・グリップ(親指を伸ばして支える持ち方の事)
ハンマー・グリップ(ハンマーを振り下ろす時の持ち方の事)》
※ぐーぐる先生で調べました。写すのはいけないと思い、言葉は私なりに変えているので合っていない点があると思います。多少違ってもお許し下さい。
セイバー・グリップで俺を威嚇しながら、足を少し動かす。けしてここでその動かした足に神経を向けてはいけない。
闘いでは、何か1つに集中すると言うのはあまり良くない。強いて言うなら、人の表情。目を見るのが最適だ。
まぁ、俺が戦うときは部分的ではなく、何かの塊だと思って闘っている。
そんな事を考えながら、あたりを見渡し、今の状況を整理する。
今の状況は先程と何も変わらない。
楽しくないな…
そう思い、この状況を打開しようと考えた。基本何かすると状況は変わる。例えば…
武器を振り上げてみたり。
その考えと同時に自分の武器を振り上げる。ゾムさんはセイバー・グリップの状態で走って来る。俺は攻撃するつもりなんて欠片もない。状況を変えたいと動いただけだ。
状況を変えるだけの為だ、武器を振り上げるのに全ての力を込める訳ない。
俺の武器は刃が大きい。いわゆる大剣だ。これは、相手に大きな衝撃を与えるだけが利点ではない。これは…
「攻撃も防げるんだぞ」
そう言って、大剣の側面の部分(腹の部分)を相手に向け、突き刺すように向かってきたナイフをガードする。
すると、金属と金属がぶつかる独特な音が訓練所に響き渡る。その音と同時にゾムさんは、この場から早く離れようと後ろに飛び下がる。
飛び下がる。それは一度宙に足が浮く。という事は体も宙に浮くという事だ。闘いの時、浮くという行為はあまり良いものではない。一度地から体を放す、その行動で-1。地に戻るその行動で-1。計-2。
これは俺にとって絶好のチャンスだ。
そう思った時にはもう体は動いていた。
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ヤオリム(プロフ) - 続編おめでとうございます！応援しとります〜頑張って下さいっ！ (2020年2月22日 14時) (
レス) id: 5300aa66a5 (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - まる。さん» まる。さんありがとうございます！前編でもコメント頂いて…！本当にありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年7月26日 19時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - 続編おめでとうございます！！楽しく読ませいただいてます〜これからも頑張ってください！応援してます！！ (2019年7月26日 18時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - みるくさん» みるくさんありがとうございます！陰でも応援してくれるだけで嬉しいです！楽しみにしててください！ (2019年7月21日 12時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 続編おめでとうございますー！陰ながら応援させていただきます…！ (2019年7月21日 11時) (レス) id: 30912b7c74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜*サノツキ | 作成日時：2019年7月20日 16時
