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あれかな、人をノセるのがやっぱ上手いよね


「Aさん、ちょっと」

「……?はい」

同じ職場の先輩に呼ばれた。

「最近新しい子が入ったから施設案内は終わったんだけど、Aさんと同じ専門だったから明日から九条先生の所に一緒に勉強しに行って欲しいの」

「はい、大丈夫ですよ」

新しい子かぁ……良い子であってくれ……!

昔学校の部活で後輩が居たんだけど、どの子もみんな部活辞めてっちゃったんだよね……

周りは私のせいじゃないって言ってくれるけど、もう私のせいでしかないんだよぉ……

大丈夫かな………


「きょ、今日からここに配属されることになりました!よろしくお願いします!」

「こ、こちらこそ……」

兵士みたいな勢いの子来たんだけど、本当に薬剤師……?笑

私よりひと回りくらい小さくて声も高い。つまり可愛い。

ポニーテールに着慣れていない白衣。いこーる天使。

………今度こそ頑張ろっ

「じゃあ今日から九条先生の所に勉強しに行きましょう……?」

年下に敬語……?それともタメ口?どっちが印象良いんだろう……

「はいっ!」


「君が新しい子ねぇ〜…よろしく」

九条先生が握手をしようと手を出した

「え、ぁ、よ、よろしくお願いします…!」

……仲良くて良かったぁ……

それからいつも通り話し合って、九条先生とも仲が良さそうでほんとに良かった。

「あぁ〜そうそう笑……んで、ここは────」

「そういう事か……!ありがとうございます!」

ほんとに……置いてけぼりにされるくらいにはね……

なんかちょっと寂しいなぁ…なんて


「ほんとにありがとうございました!」

「いやいや、じゃあ明日からもよろしくね」

「はい!」


「はい、お疲れ様です……」



「……初めてだったけど大丈夫だった?」

「はい!九条先生ってとっても面白いんですね!」

「うんうん笑……良かった…じゃあ明日からも同じ感じだから頑張ろうね!」

「はいっ!」

まだ入ったばかりの新人なのにすごいしっかりしてるなって思った

まぁ私が教えなくても九条先生とか先輩達が教えてくれるから心配ないかぁ……

って人任せにして良いのかな笑

次の日もその次の日も九条先生との話し合いでどんどん後輩ちゃんは九条先生と仲良くなっていった。

私とも仲良くはなったけど、やっぱ面白さは持ってないから九条先生には敵わないか笑

なぁんかどんどん2人が良い感じになってきて九条先生が取られた気がする……



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設定タグ:特撮 , 仮面ライダー , 仮面ライダーエグゼイド   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:名無し | 作成日時:2023年2月24日 7時

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