検索窓
今日:36 hit、昨日:23 hit、合計:16,899 hit

先生の話/九条貴利矢 ページ7

※甘めの長めです※



「────ぃ、おーい!聞いてる?」

「へっ?あっ、はい!…ぇとボケっとしてました……」

最近九条先生と話していると目とか顔とかに意識がそれて全く話が入ってこない


「あっはは、ちゃんと聞いてよ?ここで────」


元々私は理解が遅いほうで人の話を聞く時に物事を想像して内容を入れていかないと全く分からなくなる

そのせいで人の目をちゃんと見ずに天井の端とか見つめて、それでも真面目に聞いてるのか!って怒られて…

それから人の目を見て話すようにはしてるんだけど……

やっぱ上手くいかない。


「────分かりました。じゃぁありがとうございました!お疲れ様です九条先生。」

「はぁい、お疲れ様〜」


元は監察医と薬剤師って感じで全く関わることがなかったけど、再生医療っていうのが始まって協力することになったから九条先生と関わることになった

年齢も歴も私より上で迷惑しかかけてないのに優しすぎる九条先生

難しい話は嫌いだけど九条先生は面白いから話しててすごく楽しい

また明日も会えるのはとても楽しみだ


「………えっ、鏡先生……?」

「監察医は休暇が入ったらしい。だから俺が担当することになった」

人気ドクターも割と暇なんだなぁ……なんて言ったら怒られるけど笑

……そっかぁ今日九条先生居ないのかぁ………


「────遺伝子を使って──」

「はい───」


……あれ?結構理解出来てるかも!

鏡先生が全く目を合わせてくれないのが逆に良いのかな……?笑

なんで九条先生の時だけ集中出来ないんだろ……


「今日はここまでだ。」

「はい。お疲れ様でした」


必要最低限しか話さないのは鏡先生らしいけど変に気を張って疲れたなぁ


廊下で九条先生と会った。会釈だけしておこう。

「Aちゃん今日大先生だったけど大丈夫だった?」

「はい!ちょっと怖かったですけど笑」

「ははっ、やっぱ教え方は自分が1番?」

九条先生は自分自身に指を指してドヤ顔で聞いてくる

……ここはノっておこう

「ふふっ、はい!」

「しゃっ、これ大先生に言ってくるわ笑」

「えっ、ちょ、鏡先生も悪いわけじゃないんですよ!?変な誤解招かないでくださいね、?」

「ははっ、自慢してくるだけだから笑」

そう言って反対方向へ歩いていってしまった

「大丈夫かな………」

と言いながらも自分がニヤニヤしていることに気がつき少し引いた

九条先生と話すとやっぱり笑顔になってしまう



NEXT PAGE→

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
設定タグ:特撮 , 仮面ライダー , 仮面ライダーエグゼイド   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:名無し | 作成日時:2023年2月24日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。