救いたい／仮野明日那・ポッピーピポパポ ページ44
CRで作業をしている時、急に頭痛がし、目眩もしだしたので少し休憩していた
「ピピピピ……」
「熱はぁ……ない、か……」
原因が何なのかまだ分からないがとりあえず人が来てないうちはサボる……というか休もう
そう思いソファに横になると同時に下から誰か階段を登ってくる音が聞こえた
「えぇ…………せっかく休もうとしたのにぃ…………」
起き上がる気力も無くなったAはそのままソファに寝転んだまま誰なのかを確認することにした
「……え？A？何してるの？」
階段を登ってきたのはポッピー…明日那さんだった
「ん〜…………ちょっと頭痛がして……」
「え、大丈夫？」
怒られるかなって気持ちがあったがそんなことはなく本物の看護師のように手際良く私の看病をしてくれた
「これは、偏頭痛っぽいね」
「え、私そんなこと無かったのに……」
「まぁ色々原因はあるみたいだけど、今日天気すっごく悪いし低気圧とか？もしくはストレス、とか？」
「へぇ〜……」
明日那さんがそんなことを知ってるなんてや、そんなことで頭痛が起こるなんてという二重の驚きで話に関心を持った
「今日はもうゆっくり休もっか。頭を休ませなくちゃね！」
張り切ったようにガッツポーズをし、立ち上がった
「上に被るもの持ってくるから」
そう言ってゲームの中に入った
「おまたせー！はいっ！」
帰ってきた明日那さんはポッピーに変わっていてテンションが高く今の私に取っては少ししんどかった……笑
「ぁ、ありがとう……」
「ううん！私に出来ることがあればなんでもするよ！」
「Aが寝るまでそばに居るからね！」
そう言ってソファの縁に手をちょこんと置いて私の顔をじっと見つめてくる
「そんな見られたら、寝られないよ……笑」
「あっ、そっかそっか……じゃあどこかに行ってるね……！」
少し反省したように立ち上がりどこかにワープしようとした
「ぁ、ま、待って…………」
ワープをしようとした姿を見て何故かポッピーがゲムデウスワクチンを身体に刺して感染を抑えた姿が重なった
このまま私を置いてワープをしてしまったらまた会えなかなるんじゃないかって不安で怖くて、ポッピーを呼び止めてしまった
「……？どうしたのA」
「やっぱり……そばにいて欲しい…………」
「……！良いよっ！！」
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作者名：名無し | 作成日時：2023年2月24日 7時
