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「はっ、どっちも大事っていうか……ぃや、まぁ、貴利矢の方が……ぅ〜ん……」
「ははっ悩みすぎでしょ笑別に良いけど、そんなAを好きになったんだしなぁ」
そう言って私の方を見てくるせいで動揺してしまいその視線に捕らわれてしまった
そのままゆっくりと貴利矢が私を壁の方に追い込み、言わば壁ドン状態になってしまった
「……なっ、ど、どう、したの……?」
「別に、可愛かったからつい?」
余裕の笑顔でそう答えるせいで顔に熱が集まってくるのが分かる
怖さのドキドキからまた違ったドキドキが体に響く
わざと私をドキドキさせに来ているのかってくらい行動や言動がいつも以上に甘い気がする……
思い切って聞いてみることにした
「………か、勘違いだったら超恥ずかしい、けどさ……わざとドキドキさせようとしてる……?」
恥ずかしくて目だけを貴利矢に向けてほぼ上目遣いで聞いてみた
「っ……バレてたのかよ……くそぉ笑」
いつもの貴利矢のテンションに戻り、壁についていた手も退いたおかげで私も普通に喋ることが出来た
「あからさまに変だったよ……!いつもの貴利矢はこんなことしないもん!」
「ははっ笑吊り橋効果ってやつやってみたかったんだよ」
「やるって…あれはわざと発生させるようなものじゃないでしょ?笑」
「どう?ノセられちゃった?」
「……ちょっとだけね笑」
夜の病院は怖くて嫌いだけどたまにはこんな日も悪くないかも
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九条貴利矢で書きました
何故かいつも貴利矢を相手として書くと夏もの、今回であればお化けとか、前回だとショートヘアだとか
まぁ、アロハシャツだから良いですかね……。
本当にただの言い訳ですが……忙しくて最近更新出来てないうちに沢山の方に見ていただき何と1000hit超えましたよ!?
そしてハートやお気に入り登録、評価など沢山の方に貰いましてとても嬉しいかぎりです!
いつも見てくださっている方本当にありがとうございます。
ただ自分の書きたいこと、思ったことを書いてて語彙力はほんとにやばいですがこれからもよろしくお願い致します。
次のお話です。
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作者名:名無し | 作成日時:2023年2月24日 7時