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「これじゃ…やられちゃう…!」
「すみません…!少し待っててください…!」
医者として患者さんを置き去りにするのはどうかと思ったけど、それどころではなかったため少し待ってもらうことにした
「……変身出来なくても…私だってみんなの力になりたい…!!」
ライドプレイヤーになっていたさっきの男性の武器を拾い倒すことは難しくても攻撃を避けることは出来た
「っ!とりゃっ!…きゃっ…!」
数が多くて、剣も重くて、敵に剣を放り投げられてしまった
その反動で私も尻もちをついてしまった
もう……無理だ
恐怖と絶望でそんなことを思った時
「っ!間に合った…!!A、大丈夫か!?」
ヒーローは遅れてやってくる、とはこの事なのか。
そんなことをぼーっと思うことしか出来なかった
「あ、ありがとう、永夢…」
無事永夢が倒してくれ、患者さんもゲーム病から解放された
「Aさん、大丈夫でしたか…?」
「うん、やっぱ変身出来ないと戦うのは難しいよね……」
「…恭太郎先生から聞きました…」
「えっ…」
「Aさんは、変身出来なくてもCRの、患者さんの力になってますよ」
そう微笑んで言ってくれた
「でも、変身出来ない分今回みたいに私じゃ助けられない…」
「…そんなことがあれば今回みたいに僕が必ず助けに行きます…!患者さんも…Aさんも……」
「永夢……」
永夢が言ってくれた通り、変身出来なくてもできることは沢山ある
だから私は私の立ち位置で戦う。
もし危ない目にあっても永夢が助けてくれるから…必ず!
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宝生永夢…なのかなこれは、書いてみました
CRに居る人ってみんな一度は変身をして戦ってますよね。
でもそこでクロニクルの怖さを知っていてライドプレイヤーにはならないけれど仮面ライダーとして戦いたいと思っているAちゃんの行動。
気持ちはとても共感できます。
では、次のお話です。
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作者名:名無し | 作成日時:2023年2月24日 7時