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……しまった。
軽くあしらい、俺は帰るつもりが会話を続けてしまった
何故か放っておくことが出来ない、と俺の心が俺に言う。
これもブレイブの恋人の記憶から探られてきた、感情というものか…。
人間というものは面倒な生き物だな
「グラファイト、だ」
「ぐ、ら、ふぁ?ふぇ?いと!」
「グラファイトだ!」
「へへっ笑ぐらふぁいとっ!」
「そうだ…。」
だいぶ体が回復し、立ち上がることが出来た
「ふぅっ……」
「ぐらふぁいとっ!だっこ!」
「はぁ?何故俺がそんなこと……」
「えぇ?もうあたしの家族でしょ?」
「はぁ……誰もそんなことは言ってないぞ…」
そんなことを言っても無駄だと思い俺はそいつを抱き上げた
「このカバン、邪魔だ」
「もぅ…そんな、わがま、ま、言わなぁい……ふぁ…」
「たくっ、わがままはどっちだ…」
「がんばれ〜……ま、まふぁいとー……」
そういうとこいつは眠った
「マ、ママファイト、だと……」
パラドだけでも手一杯だが、こんなガキが増えたら、俺は……
1人頭を抱えて帰ったグラファイトであった
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グラファイトで書いてみました
パラドのお世話でも精一杯なのにこんな子供が来たらと思うと大変ですね…。グラファイト…
あんな民族みたいで怖い人の横に少し生意気な小学生を加えると意外とグラファイト優しくなりそうっていう妄想です。
ママファイト、頑張ってください…
次のお話です。
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作者名:名無し | 作成日時:2023年2月24日 7時