ショートな髪/九条貴利矢 ページ32
夏になって1年間めんどくさくて伸ばしていた髪の毛を切ってみた
さっぱりして似合ってて友達からの評価も結構良かったから自分でも気に入ってる
自分が働いているCRに行くと貴利矢が居た
「あれ、髪切ったの?」
「うん、結構似合ってるでしょ?」
「うん、めっちゃ可愛い」
「あっはは、ありがとう」
すぐに可愛いとか言うから最初はめちゃくちゃ恥ずかしかったけど誰にでもそんなこと言うからもう気にしないことにしてる
「失恋でもしたの?」
嬉しそうにそんなことを聞いてくるから少し引いた
「別に、ずっと伸ばしてたし、イメチェンだよ」
「なぁんだ…」
「なんで残念そうなの?笑」
疑問に思って聞くと
「失恋したらその傷は自分が埋めれるからなぁ」
自分だけ納得したように頷いている
「はっ?な、何言ってんの…?」
「ん?自分、Aのこと狙ってるから」
そういって私の肩に手を置きCRを出ていこうとした
「はい!?ちょっ、ちょっと…!ま、またいつもの嘘でしょ…!」
嘘だと分かっていても目の前の男が意味の分からない言葉を発したせいで恥ずかしくてどうにかなりそうだった
「髪の毛短いせいで耳真っ赤なのバレバレだけど、ノセられちゃったぁ?」
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九条貴利矢で書いてみました
パッと思いついたものをザーッと書いたのでとても短いですが1日に2個出せたので良かったです。
では、次のお話です。
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作者名:名無し | 作成日時:2023年2月24日 7時