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「そんな嘘要らねぇよ」
「!……嘘じゃない……ちゃんと…!貴利矢のこと……」
「自分を騙そうとしても無駄だぜ?」
嘘がバレバレだった
「A、はぁ……」
貴利矢はため息をついた
「自分は絶対消えないよ笑」
笑ってそう伝えた
「また…お得意の嘘でしょ?」
「嘘じゃねぇよ」
即答だった
信じてみたいと思った
「ほんとに……?」
「おう、必ずだ」
「私、信じるから貴利矢のこと!絶対もう居なくなるとかやめてよね……!」
「おう!」
「ところでさ、最近八乙女先生と仲良さそうだけど……?」
「へっ?あ、あぁ一緒に研究とかしてるだけだから」
妙に焦ってる……怪しい
「まさか……浮気なんてしてないでしょうねぇ?」
「浮気!?いやいやまさかぁ笑自分はAちゃん一筋だから!」
「ちゃん付け……怪しい!この嘘つき……!」
「浮気はないって!ちょーっとね、ちょっとだけ良いとは思うけど……笑」
「こら〜!!ニヤニヤすんなっ!笑」
こんな感じだけど私はずっと貴利矢のこと、信じるから
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事実を言うことだけが良いこととは限らないって、本編でも九条貴利矢が言ってましたが色々と考えさせられますねぇ……。
学校で習う道徳とかそんなことを言ったらどうなるんでしょうかね。
九条貴利矢自身は戦って敗れても未来を託すことはできましたが周りの心情はこんな感じだったんでしょうか。
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作者名:名無し | 作成日時:2023年2月24日 7時