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渡「………姉貴いたんだな」
俺の部屋のベランダにでて、コンビニのアイスコーヒーを呑んでいた。
家族の話をした時、Aの肩がビクりと動いて
ゴクリとAが息を呑んだ。
初めて踏み込むAの領域。俺も少し緊張して
心臓がドクドクいっていた。
「……うん。いたよ。」
渡「…どんな感じ？やっぱ綺麗なの？」
「…どうなんだろう、俺とは似てなかったと思う
俺とはすごく仲が悪い。
向こうは俺の事大嫌いだった。」
"本当に、ゴミクズしかいない家庭だった"
"だから俺には家族っていうのにいいイメージはない"
「……姉とは5つ離れてる。仲は最高に悪い。
家でも話さなかったしすれ違うだけで舌打ち。
俺が小学生の時に遠くの学校に通うために寮に入ったらしいからそれ以来会ってない。
親も高校生の時に出てった。
母が先に出ていって…たまにうち来ておかずだけつくって臭い香水の香りを残していなくなってる。
父親は夏の日に俺を置いてって消息不明。
一人で生きていく決意、もうお前らなんかに頼ならない。そう思って髪染めた。
ただのクソガキの悪あがきだけど
当時の俺には精一杯の反抗だったよ。」
渡「………お前は、家族は嫌い？」
「……うん。自分の次に嫌い。大嫌いだよ」
渡「…今の家族は？」
「…永遠に変わらない。1度嫌いになったら好きにならない」
渡「ちげぇよ
「……好きになったら突き放されそうだから好きになりたくない。けど…俺の場所になったらなって思うよ。」
渡「俺らはお前のこと、嫌わない好きだよ、
こんなこと、いいたくねぇけど」
「……俺の事好きになったら、
いつか苦しむことになるよ」
渡「え？」
「……例えば俺が死ぬ時…とか…ね？」
月下に照らされたAの冷ややかな目は
俺とは裏腹に冷静すぎて気持ちが悪い。
せめて感情はだしてくれ、と何度思うことか
妹「Aさん？お風呂どうぞ？」
「…ありがとう由佳ちゃん」
俺の方はノールック。
妹が入ってきたため、話を辞めてしまった。
Aは振り返って
「……お風呂、先いい？」
小さな声でそう言って、こたえをきくことなく扉をしめた
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togawadoll(プロフ) - 改行多すぎて読みづらい・・・ (2021年9月14日 11時) (
レス) id: a720bcf40a (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - ページ29定員違う店員○ (2021年8月18日 14時) (レス) id: 8788cdf49c (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - penguinさん» ありがとうございます！！修正しました！！これからもよろしくお願い致します！ (2021年8月14日 9時) (レス) id: bf07c432dc (このIDを非表示/違反報告)
penguin(プロフ) - 初めまして。いつも楽しみによんでいます。NO.9の6行目定員という漢字が間違っていると思います。定員× 、店員〇 (2021年8月10日 0時) (レス) id: 5476fc1f3e (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - 初めまして！いつも更新ありがとうございます！面白い作品で更新が楽しみです！ (2021年8月6日 15時) (レス) id: 39af10b061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年7月25日 12時
