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Sakuma side
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"SixTONESからの許可は取れたよ。1週間だけど"
物足りないみたいにいう阿部ちゃん。
俺にとっちゃ直ぐにでも終わらせたいけど…
なんて言っても上に行った阿部ちゃんに逆らうなんてできないんだけど…
佐「こっから先俺やるから」
北「……うーん」
佐「…おいきいてる？」
北「……悪いんだけどさ、資料、ここの机まで運んでくんない？」
佐「は？俺が？なんで？」
北「…足、ないから」
あまりにも冷静すぎる彼に俺は素直に従ってしまった。
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＿＿＿＿＿＿
ﾄﾞｻｯ
佐「…これで全部…か」
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佐「松村。おい、」
北「……」
佐「なにしてんだ」
大きな資料棚の前で松葉杖を器用に立たせながらかなり前の年代の本と向き合っていた。
佐「…松村」
北「…ぁ、…！うぉ、！」
佐「え゛っ、…！ちょっと、」
集中していたのか俺の声に気づかなかったらしい。
驚きのあまりバランスを崩して尻もちをついた松村。
北「……っ、てぇ、なんすか、、」
佐「あ、いや、ごめん、足大丈夫？」
北「…ないんだから、大丈夫もなにもないでしょ」
佐「…あ、そっか……え？」
北「…！！みたっ！？」
落ちた資料に目を向けた瞬間、体を引きずってその資料に覆いかぶさった松村。
見て欲しくないもの…なのだろうか
佐「…いや、ごめん、てかその事件、とっくに時効でお蔵入りしたよ」
16年前誘拐された少年の事件。
事情聴取の時に、重要参考人として男の子の両親がここにきた。
けど…何があったのかその両親はすぐにでてきて
時が経ち、その子は探されることはなくなった。
その息子は未だに見つかっていない。
名前は覚えてないけど…
親が犯人って言われてる事件で次に警察がその家庭に訪れた時、家にはもうなにもなかったらしい。
北「……探してって、ずっと泣き叫んでた」
.
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佐「…え？」
北「…警察が無能だから、」
佐「…どういう「ごめん」…え？」
北「…忘れてください」
棚に手を置いて、立ち上がり松葉杖で再び歩き出した。
俺が運んだ資料の机に座って
北「…はやくやりましょう。佐久間さん」
そんなことを笑いながら言った。
"探してって、ずっと泣き叫んでた"
まるで体験をしてたかのように語る切ない顔
俺が彼を批難したことを後悔した瞬間だった。
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沙羅(プロフ) - みゆんさん» 掲示板みていただけると幸いです。ここでは配布を行っていません。 (2021年7月16日 21時) (
レス) id: bf07c432dc (このIDを非表示/違反報告)
まる - テスト頑張ってください！待ってますね (2021年7月8日 22時) (レス) id: 644703b182 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - テスト終わるまで気長に待っています。テスト頑張ってください！ (2021年7月8日 15時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
すんまそ - テスト終わって戻ってきましたー！！我慢して勉強頑張ったおかげで結果バッチリでした！しばらくは何の行事もないのでSTの更新を気長に待って、読んでいこうと思います！更新頑張ってください！ (2021年6月26日 18時) (レス) id: 62d7eb6900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年6月23日 10時
