ST…

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大「猛毒？」



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北「…今回潜入して化けるクラブのウェイターなんだ。」






大「なるほどね」






久しぶりの2人きりの空間で渡された資料。

字がずっしりで目がチカチカするくらいだった。

数年前まで活字が苦手だったはずの北斗は驚くことなく資料から目を離さなかった。








大「…これ気になるね」



北「どれ？」




同じ資料のはすなのに俺の資料を覗き込んで至近距離に北斗の顔。


男同士なのに思わず息が詰まって、緊張した



大「3行目」


北「ああ。同様の事件で被害者2が同じ飲み物で中身からは青酸カリ検出。なのに…意識が戻らなかったのは1人だけ。片方は体調崩すこともなかった。」




大「…飲み物…ねえちなみに中身は？」




北「どちらもお酒。同じ種類だったみたいだよ」







大「…仮に樹が飲んでしまったら…ってことね」





北「あいつ人のお酒断れないから」





ウェイターってお酒飲まされることあるのか


とは思ったけど北斗もここまで警戒してるってことはなんかあったのかもしれないなぁ






大「う〜ん…まぁ行くのは明日でしょ？考えてみるよ」






北「ありがと。それだけ悪いな」




大「気にしないで俺にできるのこれくらいだから」





北「…そんなことない、だいぶ助かってるから」




それだけ言って、北斗はジェシーの方に行ってしまった。








大「そういうことか」




壁にもたれ掛かりながら資料を読み進めれば北斗が心配する意味も何となくわかった。








"正社員ウェイター死 亡"




3つのクラブ内で1人は亡くなっていた。








樹も化けるのはウェイターって言ってたもんな




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なら鑑定結果からだな






大「気になることあるから調べてくるね」






北「…？どこに？」



大「鑑定結果の資料みたいんだ」





北「…ここで、見れるよ。」





大「え？そんなことして大丈夫？」



北「ここセキュリティ甘いから」



座っていた椅子ごと別のパソコンに移動して、また器用にパソコンをいじりはじめた。


やっていい事か不安になったけど…まぁ、大丈夫だろうね





北「…はい、ここに文字入れれば関連記事でてくるから」




大「どうやって打つの？」



北「あーまって


これでローマ字でできるよ。」




大「ありがと」




関連ワードを入れていくと、気になるものが目に入った。









大「…ああこれか」

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