第十章 ページ4
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大我「……今日も、ですか？」
松本「だめだよ。今北斗には会えない」
樹「……なんでですか？北斗が俺たちに会いたくないとか？」
松本「俺が会わせたくない」
樹「…もう1度は北斗の姿見ています。縛られて、虚ろで、苦しそうだった。」
松本「……もし、もし君が北斗を見て何ができるの？」
樹「…彼とはなすことができる」
松本「……今北斗は、誰でも構わず殺 すかもしれない」
樹「…だとしても…！！」
大我「俺は大丈夫ですよ」
松本「ふーんなにが？」
大我「…俺は絶対に、殺されない自信がある」
松本「…それは…なんで？」
大我「…松本司令官が証拠です。
松本司令官が北斗さんに会ってないなら別…
ですが貴方も、大野さんも見張りについてる人達は普通に生きてる。」
樹「それに、……氷で、人を殺 すなんてこと、北斗はしないです、」
松本「……俺は力を持ってる。君たちより何倍も強い力。だから北斗を抑えられる…としたら？
わかるでしょう？大野さんの強さ、鬼参事件を体験してるんだから樹は」
樹「……もう俺も…人くらいは守れますよ」
松本「…仕事は終わったの？」
樹「…はい」
松本「…"例"のも？」
樹「…それは、まだです」
…例の？なんのことかな
松本「…はぁ…あのさぁ、俺はなんでもいいよ
この際、北斗に会うのも別にいい。
ただ見てメンタルやられても俺は知らない
簡単に人を守れるとかいうな。
殺されない自信があるとか、口にするんじゃない」
樹「…松本司令官…？」
松本「…人は裏切りを重ねて生きていくんだ。
鬼参事件、列車の佐久間の時だってそうだったこと、忘れたか？1度仲間になったらずっと仲間…そんなの叶わないんだからね、例に篠田もニノも内通者になりかけたんだから。」
大我「それは、そう…ですけど」
松本「……よしっ、いこっか、」
樹「へ？」
松本「何その間抜けな声。
大野さんに許可とったら入れてあげる
てかまず北斗が話す気あるかどうかだけどさ」
きっと間違いはない。
北斗さんには必ず会わないといけない気がした。
樹さんが捕まってからのあの数日間
北斗さんの窶れ方はすごかったから
壊れてしまう前に、手を差し伸べないとって、思った
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しずく - 完結おめでとうございます！いつも楽しみにしていた作品なので終わってしまうのは寂しいですが、次の作品も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2021年5月8日 22時) (
レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - すごく面白いです。更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (2021年3月7日 18時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年3月6日 13時
