第十一章 ページ29
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慎太郎「……あんた、0部隊だよね」
ジェシー「…！！どなた、ですか、？」
慎太郎「……居場所ぶっ壊されたくないなら、俺に従え」
ジェシー「…タンジーの刺青…！！ゔっ、…！」
兄に近い人物を1人こちら側に…無理やりつけて
内通者とした。
なのに、それなのに……
＿＿
＿＿＿＿＿
北斗「……くっ、」
兄は…北斗はさらに剣術を磨き、上にのぼりつめ…
恐ろしいほどまで強くなっていた。
北斗「…慎太郎…！お前、なぜこんなことをした…
何一つ、俺たちは不自由はなかったはずだ…！」
何一つ…？
慎太郎「…何一つ不自由がなかっただぁ…？」
俺のなかでふつふつと怒りが込み上げてきた。
慎太郎「…お前になにがわかる…！！
父上も母上もいつも兄上ばかりをほめて！！俺はいっつも比べられてた…北斗は…北斗は…そう言われてた。不自由がない…？お前のせいで俺は…毎日息が詰まりそうで苦しかった…！
俺はただ、父上と母上に認めて欲しかっただけ…
強くなったと言われたかっただけ…」
違う、怒りじゃない
単なる嫉妬。そんなのは分かっていた。
北斗「…それを口に出したのか…？」
慎太郎「…出せると思う…？あの環境で、どう俺の強みを出せというのだ！！！」
北斗「…そう、だな…
俺も、口に出したり人にものを伝えるのは得意じゃない。けどここにいるこいつらが…俺に教えてくれたことがある」
慎太郎「………」
北斗「…口に出さなければ…！何もはじまらない"と」
樹「……ほく、」
北斗「……俺もいつまでもあのままな訳じゃない。鬼と違い人間の命は限られている。花と同じよういつかは枯れる。日々成長を続け、後悔しない日にしなければならない。」
慎太郎「……さい、」
北斗は確実に成長していた。
いや、大人になっていた。
子供の時のようにお互いわがままで意見を揺るがさない兄弟から
1人の剣士となっていた。
北斗「…成長していないのはお前だけだ。
弱い方向へ逃げるな。現実から目を背けるな」
慎太郎「だまれぇぇ…！！」
俺は無が無心に北斗に飛びついた。
北斗「……くっ！」
ジェシー「北斗様…！！」
目黒「…北斗様！！」
慎太郎「おめぇも裏切るのかよ！ジェシー！」
ジェシー「…っ、」
慎太郎「…結局、俺は、…」
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しずく - 完結おめでとうございます！いつも楽しみにしていた作品なので終わってしまうのは寂しいですが、次の作品も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2021年5月8日 22時) (
レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - すごく面白いです。更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (2021年3月7日 18時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年3月6日 13時
