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第十一章 ページ22

北斗






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.





"終わった"



"ここで死ぬ"


そう思った方がいいと思う。


手間をはぶけて直接彼らの居場所にたどり着けた



としても…きっとこの先は俺ら4人だけじゃどうしよもならない。






義眼の元剣士の使用人と、"まだ"見習いの剣士


炎の弓使いと…鬼の弟をもつ首を切れない剣士。





に対して鬼の力は反比例。強すぎる









北斗「…不可能だ」



樹「ふざけんな諦めんのかよ!」



北斗「……ちがう、そういうことじゃない」



樹「あ?」



北斗「…例え部隊でどれだけ強くても…俺らじゃ無理だ。彼らは鬼舞隊の上弦なんだぞ…?
暗闇で俺たちが勝てるはずがない」




そう。"鬼"に有利な暗闇で戦う俺たち


日が登ればこちらの勝ちがほぼ確定。

だけど今回は…無理だろう。この洞窟は日などあたらない


なにより…雲行きの怪しい今雨と雷が降る

そうすれば




目黒「…樹様、下がってください」



樹「は?なんで」


目黒「…雨が降れば貴方は弓も"気"も使えません」



樹「…っ、」




樹の力が何も使えないといってもいい。









大我「…さっくんを鬼にしたのも、あなたですか、?」




慎太郎「さくまくんね!!あとー康二か!!ほんっとにさ、見習いに斬られるなんてね!!」







北斗「…こんなことして、父上と母上が知ったら、…「黙れよ」…」




慎太郎「優等生になにがわかんだよ。


いっつもいっつもお前ばかりで俺は二の次。

勉強ができるお前が俺は憎くて仕方がなかった…!


父さんは、勉強ができる人が優れた能力を持つ人が好きだから、」





北斗「お前だって、俺より遥かに運動神経が優れていただろう」




慎太郎「足りないんだよっ!力だけじゃ、松村家を引っ張るのは不可能なんだ」




北斗「…だから鬼になったのか」


慎太郎「もっと莫大な力を手に入れて!もっと強くなって…!日に当たらなければ不老不死だぜ…?父上も喜んでくれると思ってたよ」





北斗「…ほう?結果は?」



慎太郎「…刀を向けられた。騎士団にも…両親にも!!」



大我「…!」




"騎士団"そう言った途端、京本がピクリと反応をした




慎太郎「だから、鬼を連れて、あの家を襲撃した。2人と、騎士や使用人。俺の力を…家族誰も認めてくれなかった…!」




北斗「…お前は言ったのか?俺を見てくれと」



慎太郎「黙れ、」

北斗「言葉にしなくちゃ変わらないのだぞ」






慎太郎「…!黙れぇぇ!」

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しずく - 完結おめでとうございます!いつも楽しみにしていた作品なので終わってしまうのは寂しいですが、次の作品も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2021年5月8日 22時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - すごく面白いです。更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (2021年3月7日 18時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年3月6日 13時

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