第十章 ページ12
樹
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「………くそっ、」
一体何を考えているのだろうか。
裏で司令官と回してたことがもしかしたら北斗が全部知ってるかもしれない。
そんなことに驚いていて、俺は危険から遠ざけるためきょもを突き放した。
"師範の弟か鬼かもしれない"
そんなことを知ったらきょもはどうするかな
樹「……あーもう、むり…わっかんねぇ、」
"北斗の弟の歴を調べること"
"松村家のこと、鬼参事件の調べ直しを頼む"
留置所で松本司令官に渡されたあのメモ
必死に調べて出張までしたら知りたくない事実まで出てくるし…
樹「……街で、…探すか」
じっとしていられるわけがない
最終決戦が近いかもしれないから北斗にはなるべく
俺の傍から離れないで欲しい。
樹「……うし、」
＿＿
＿＿＿＿＿＿
目黒「京本さん…拗ねてますよ」
樹「…うるさいな。彼奴はまだ…上弦と戦うには力が足りてない。いくら騎士の息子だからって…甘やかしすぎも良くないだろうし…北斗がいないと…指導できないだろ」
目黒「…私ができますけど…」
樹「…彼奴は氷屋敷。お前は炎屋敷。それに…きょもは運動神経がなさすぎる」←
目黒「はい？」
樹「一気に教えて詰め込むのも危険だ。」
目黒「…ぶっちゃけ運動神経よくて刀使える人って…」
樹「この部隊の身近な人だと…」
「「食堂の舘さんなんだよな/ですよね」」←
樹「準備できた？」
目黒「はい。阿部くんはここに残るそうですよ。」
樹「わかった。なるべく早めに北斗を探したい…なるべく…その…」
目黒「ふふっ、心配ならさずに…義眼でも…片方の目はありますから」
鬼参事件で片目を失った目黒に
目を凝らして見てほしい…なんて言えなかった。
自ら義眼のことを話し、笑ってくれる目黒はきっと
協力に全面的であり前に進もうとしてくれているのだろう。
目黒「…北斗様のお身体が何より心配です。�眞呂気鵑皀献Д掘爾気鵑癲長臉�獣を放して北斗様を探しております。"鷹"さえ見つかればよいのですが…見当たらないようですから」
樹「…俺も放したいんだけどなぁ」
こんな真昼間から獅子なんて放ったら街はやばいし…
なにより…生き物同士での争いが起こる可能性がある
ジェシーの縞馬もそれが心配なんだけど…
きっと森を中心に捜索をしてくれてるのだろう
目黒「樹様。馬車の準備できました。」
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しずく - 完結おめでとうございます！いつも楽しみにしていた作品なので終わってしまうのは寂しいですが、次の作品も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2021年5月8日 22時) (
レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - すごく面白いです。更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (2021年3月7日 18時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年3月6日 13時
